王道ロボット作品!クトゥルフ神話の邪神たちと大暴れ!

展開は王道バトル漫画のような手堅いストーリー。クトゥルフ神話と絡めて物語が進んでいくのが新鮮かつ話の密度をより濃くしています。使い古された正義の概念と少し距離を開けた部分や、主人公がアズライトスフィア人やチクタクマンの考え方に影響されつつ、自分に出来る限り人間らしく事を成そうとする泥臭い部分が僕的には好きです。間違いなくカクヨムで掲載されているロボット作品の中でも上位に位置する作品でしょう。

だからこそ、完成度が高いからこそ細かい部分が気になってしまいます。某所でも講評されていたように地の文と喋り口調にズレがあること、会話が説明的過ぎること、おおよそ口語とは思えない話し方をすることがあること等。パロディネタは知ってる人には楽しいですが、前面に出し過ぎると知らない人は混乱してしまいます。分かる人には分かる、分からない人も何となく面白い、ぐらいの絶妙な距離感を保った方が、みんなが楽しめる作品になると思います。

生意気言ってすいません。ですが、僕はケイオスハウルがもっと面白しろくなり、沢山の人に楽しんでもらえればと、心より願っています。

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