少年だった僕らのシンパシーとエンパシーの混同を感じるステキな作品

いわゆるゴリゴリのコアユーザー層ウケのサブカルチャーに的を絞った内容かとおもいきや、しっかりとした内容でまとめてある好い意味で裏切ってくれた純情ラブストーリーでした(もちろん、同じ時代を生き、ゲームが好きな方ならニヤリ同調率400%を優に超えていくことでしょう)。

しかしながら、
「単純な、ゲームと恋愛=結末というようなストーリーではなく、『前後した時系列』+『回想ドキュメント』が互いに作用しユーモアとリアリティーで溢れる個人の記録文学」、大袈裟にいえばそんなふうに主観では感じました。
故に「他人の日記」「恋人間」などを真正面から覗き見る...と、いうと聞こえはワルいですが大胆に垣間見たような感覚もあります。
ゆったりとしたテンポな感覚の中に、その言葉でしか絶対に伝わらないだろうという鋭く伝わる描写もあり最後まで一気に読み進めていました。

長くなりましたが、
とどのつまり「読めてとても良かった」という感想です、ちょっぴり変わった恋愛感を楽しみたい方や、
読者層を外しここは敢えて述べますがすべてのコアゲーマーには是非ともに推したい作品です(上記を言い過ぎだとは思いません、感情移入し感慨深い作品でした)。

作者様へ:銃Sol界のショートカットなウメ〇ラをある意味で倒した立ち回り、素晴らしかったです。楽しい作品をありがとう御座います。

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