理不尽な世界に咲くは笑顔をたたえたキミという花

―少年は理不尽な世界に抗った―

世界に訪れた第3次世界大戦、全世界が巻き込まれた大戦が終わりを告げた世界、そこでは箱庭という平和を統治するシステムが出来上がっていた。
箱庭で生きる少年黒崎カルラはその平和を憎んだ、偽りでできた優しい平和を。
箱庭に閉じ込められ偽りの平等と管理された生活にカルラは嫌気がさしていたのだ。
カルラはただ一人刃を研ぐ、自身を平和の敵とするように。
ある日カルラの住む箱庭の空に穴が開いた。
そこから大量に外の人間が下りてきて箱庭を壊すべく戦った。
カルラはその隙に箱庭からの脱出を試みた。
だがそこでカルラは敵の少女に見つかってしまう。
「キミ、私たちと一緒にこない?」
少女の一言でカルラは箱庭の敵としての仲間入りを果たし念願の外の世界へと飛び立った。
だが世界の外に…続きを読む