このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(555文字)
兎路の娘としてしきたりにならい狐神に嫁ぐ……己に定められたそれが婚姻とは名ばかりの生贄だと知ったかさねが、突如現れた正体のしれない青年イチの手を取り逃げ出すところから、物語ははじまります。イチは、…続きを読む
っていうのが第一印象。本当にこのお話に出会えてよかったと思う。読みやすさはさることながら、登場人物たちがいきいきと目の前を駆けていくような印象(感慨?)を抱かせる文末は最高。読後感がやみつきです。
すてきです。一言で言うなら、本当にすてきなお話です。美しいことばの数々に、丁寧な情景描写、不思議でわくわくする和風ファンタジーの世界観、そして何より、もどかしくなるくらいきゅんきゅんする淡…続きを読む
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