旅人が淡々と語る異世界情緒。観光旅行というより、もう少し遠くから、客観的に世界を眺めているようで……実は案外熱いものを胸に秘めています。次はどんな土地にいって、何を見るのか。何も用事のない夜に…続きを読む
私はファンタジーを「使い勝手のいいガジェット」だととらえているようだ、ということに、不意に気が付いた。戦闘なり魔法なり何なり、場面を派手に演出するために物語にファンタジー要素を絡める、という書…続きを読む
減圧された部屋の扉が細く開いて、隙間に吸い寄せられるように、お話に引き込まれている。たとえば「このキャラをゼッタイ幸せにする~」みたいな書き手の筆圧は全くないか上手に隠してあり、語り手である旅人は、…続きを読む
旅をする行為、その本質というものを楽しめるおはなしだと思います。
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