最強の愛されキャラ(いじられキャラともいう)、爆誕。

この作品の魅力は?と聞かれて、一言で言えば、他の方も書いていらっしゃいますが、「立花様、かわいい」以外にないだろうと思う(笑)

ハードなSF的な世界観と、例外なく、キャラ立ちまくりの登場人物たち。しかも軍隊ものである。そんな素材を使いながら、この作品が恋愛カテゴリーに置いてある理由は、ただ一つ。このお話が、立花様が周囲の人間から、ひたすら愛されいじられるお話だからです。

当人は、真面目で融通の利かない性格ゆえに、他人からは疎まれていると思っているけれど、生い立ちとか周辺環境のせいで、自分が壁を作ってしまっているせいで、自覚がないだけで、例外なく、他人を魅了して歩いている。実に無自覚で、手に負えない凶悪な(笑)愛されキャラです。

序盤の世界観の説明や、キャラの立ち位置、状況説明的な部分が、ちょっと話をはしょりすぎていて、導入部だというのに、この世界に入りづらくしている感じが、他が文句なく面白いだけに、非常に惜しいと思います。
何だか中から楽しい会話が聞こえてきて、こちらも仲間に入れて欲しいのに、蚊帳の外でぼんやりした影しか見せてもらえない。そんな感じです。本当にもったいない。

ヒロインの棗ちゃんが登場する辺りになってくると、棗ちゃんの目線で色々と状況説明とか補足がされていき、立花様の魅力がもう加速度的に増していく。物凄いインフレが起きます(笑)
ここまでくると、もう、「立花様、かわいい」状態で、読者は幸せな気分のまま、作品世界を堪能していくだけです。



【追記】
こんな時に感想欄がないのがもどかしい~
すみません、どうしても一言入れたくて。
「よかった」が「よかった」。本当に良かった~っ。PCの前で思わず歓声を上げてしまいました(笑)ホントに、よかったです(感涙)

(2016.05.29 追記)

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