「空気や水が美味しかった頃」の童話や、日常のショート・ショートタイトルになっているハクシャクノテンシはよくある話だが、童話のような世界観が読んでいるこちらを素直に、無防備にさせ琴線に触れてくる。
しゅりぐるまです。 好きな作家は、三浦しおんさん、有川浩さん、伊坂幸太郎さん、東野圭吾さん。 児童文学も大好きです。 よろしくお願いします。
何の気なしに1話目から読んだ結果、全て読み切ってしまった。短編一つ一つの世界観がしっかりと描かれていて、癖になる面白さにハマること間違いなし。まさに、恐ろしくも美しい、おとぎ話の進化形だ。
『ハクシャクノテンシ』書き出しの一文、それだけで読者はこの世界に惹き込まれる。吸血鬼でありながら血が吸えないどころか、日光も十字架もニンニクも好きという設定で興味を抱き、優しい語り口の中に混ざる…続きを読む
幼い頃に読んだ童話のような、読むと温かい気持ちなるお話です。「最近、重くてシリアスな話ばかり読んでて疲れた」というそこのあなた。ぜひ一度読んでみて下さい。張り詰めたあなたの心を癒してくれること間…続きを読む
哀しさと優しさが寄り添うようなお話です。確かに童話風で強烈な出来事もふんわりした描写で、読んでいて神経の負担にはなりません。でも、なんの感情と名付けることはできませんが、人間の感情の底をゆっくり…続きを読む
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