しんみりくるSF。こういうの好き

 破滅的、虚無的なシーンもあるが、その背景を流れているのは、センチメンタルなヒューマニズム。
 世界が終わる時も、いいや、終わる時だからこそ、泥棒はしたくない、愛する人と信じあっていたい、みたいな気持ち。
 きっと作者は、人間と世界を愛しているのだろう。
 頑張って生きていこう、という気持ちになれる、しんみりしたSF。
 SFじゃないのもあります。

 とくに好きなのは、「野良兵器を拾った少女の話」ですね。
 超泣ける。
 あそこで終わっちゃうのが逆に良い。

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