＞＞死亡動機　　～・REVENGE　OVER・～

その少女は……普通の人間の前には現れない。
自分を殺そうとする者の前に現れ、身体を要求する。
その回答にうなずけば最後。身体の所有権は少女に移行する。
しかし、所有権が移っても意識は残り続ける。
まるで、自分というロボットの中に入り込んだように。
手足が自由に動かせないながらも、自分の身体に居続けるのだ。

少女は人の身体を使ってむちゃくちゃなことをする。
本来の持ち主ができなかったこと、やらなかったことも含め。
大凡あり得ないことを実行し、身体の中から見ている持ち主を混乱に陥れる。

少女は「逢恵祇（あえぎ）」と名乗り、神様と自称する。
それ以上の秘密を言おうとしない。果たして、少女の目的は何なのか。
持ち主はどうなってしまうのか……。

神様と人間。
知られざる因果関係が。
今……語られる。