身近な距離感でクローズドサークル

 「憑依探偵レイ」というタイトルで、なんか特殊な能力を持つ人間が主人公のミステリーなのかなーと思って読み始めたら、主人公は普通の男の子で、レイは幽霊なんですね。

 いつも、ライトなタッチでミステリーを書かれる桐華さん。今回は本格的なクローズドサークル!

 レイは幽霊で喋れないんですが(筆談っぽいことはできる)、このレイのキャラクターが可愛い。しゃべれないから動いて気持ちを表すんですが、これが可愛いんですね。可愛い女の子よい。

 いつもは主人公とレイの二人で一組で動いていくのですが、この掛け合いも良いですね。「憑依」探偵の名の通り、「憑依」のシーンもやってきます。
 あまり書くとネタバレになるので、このあたりにしておきますが、ミステリーエンターテイメントなライト文芸的として、是非楽しんでいただければと思います。

>『風神レイ』シリーズ第一弾!

 ということなので、第二弾以降にも期待しましょう!
 

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