騙されたくなかったのに騙されました!

正直、「いやいや、騙されないでしょ」と思いながら読んでいました。「ははーん。やっぱりそう来るのね」とか、「予想通り……!」とか、ちょっと勝ち誇った気にもなっていました。

けれど、それも途中まで。

(エピローグより前の)最後の罠に見事に引っ掛かってしまいました。「うっわ、やられた……!」と、たぶん口に出して呟いてましたね。これも唐間ネロさんの作戦のうちだったのでしょう。引っ掛からないつもりでいたのに、気付けばうまく誘導されていて、最後には大きな落とし穴に落ちてしまう。嵌りました! 二重の意味で!

もう一度読みたいと思わされる、そんな素敵な作品です。

是非ご一読を! いや、一読と言わず、何読でも!

その他のおすすめレビュー

上星(かみほし)さんの他のおすすめレビュー39