★
0
概要
私はもう三人目だ。
霊能力者・間宮響子のもとに、一体の古い市松人形にまつわる奇妙な相談が持ち込まれる。依頼人の佐伯美奈子は、祖母の遺品である日本人形を家に迎えてから、家族が一人ずつ“消えていく”現象に悩まされていた。失踪ではない。写真や記録、人々の記憶からさえ存在が消え去り、まるで最初からいなかったことになるのだ。調査を始めた響子は、その人形に憑依霊では説明できない異質な存在を感じ取る。それは人間の魂ではなく、“存在そのもの”を喰らう何かだった。深夜、人形は自ら歩き出し、忘れ去られた無数の人々の影を従えて響子の前に現れる。壮絶な霊的対決の末に封印は成功したかに思えた。しかし数か月後、響子は恐ろしい真実に気づく。人形の呪いは終わっておらず、世界そのものを書き換えながら静かに広がり続けていたのだった。
いつも応援ありがとうございます!
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?