概要
あるところに、鐘の兄弟がおりました。
戦争をテーマにした童話です。
近代くらいの戦争描写がフワッとしたイメージで出てきます。
基本要素はメルヘンファンタジーですが、苦手な方はお気を付けください。
柴田恭太朗様の自主企画【三題噺 #147】「住」「像」「工場」に参加しています。
近代くらいの戦争描写がフワッとしたイメージで出てきます。
基本要素はメルヘンファンタジーですが、苦手な方はお気を付けください。
柴田恭太朗様の自主企画【三題噺 #147】「住」「像」「工場」に参加しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!戦争によってもたらされた孤独と絶望。そして静かに響きわたる再生の輪唱
これは心優しき意思を持つ鐘の三兄弟に戦争がもたらした不遇と不幸、そしてその先に訪れた救いの物語です。
現在、この世界に勃発しているいくつもの戦禍。
その中にはこの鐘たちのように平和を愛する心を無惨に打ち砕かれ、名も知らぬ誰かに銃口を向けている人たちが必ずいます。
また戦場の後方ではそれこそ地下に潜るように危難を耐え忍び、大切な人たちの安否を憂えている家族も多くいることでしょう。
この作品は戦禍に巻き込まれたそんな人たちの代弁者であり、かつ救済の希望を映し出す類稀なる至高のファンタジー童話です。
いつか平和の鐘の音が世界中にくまなく響き渡る日が訪れますように。
読後、四重奏の余韻とともに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!全編に渡って詩の様な美しい文章で綴られた寓話。
まず、その綴られた文章に驚かされました。一つ一つがまるで詩の様に印象深く、一つの文章が次の文章へと誘うかの様に導いていく感覚。これは天性の物ですね。カクヨムで同じく作品を投稿している身として、羨ましさのあまり頭がどうかなってしまいそうです。頭パーン! あなた、頭パーンですよ!
架空の町、おそらくドイツの片田舎をモデルにした長閑な雰囲気を舞台に、教会の尖塔に吊り下げられた鐘に纏わる物語が、優しくも何処か遠い処を語る様な淡々とした口調で語られて行きます。それ迄二つしか鐘の無かった町に、新しく据えられた三つ目の鐘(教会の鐘は三つがデフォなのですね、知らなかった……)。三つの鐘は仲睦まじく、調和…続きを読む