概要
それは星も同じだった。
繁栄の果てに紅く濁った空の下。
少年は「祖父が飛び立った場所」に立ち、
すべての始まりとなる“墜ちたもの”を知る。
それは、救いの残骸か。
それとも、世界を壊す始まりか。
少年は真実を掴み、抗うことを選ぶ。
同じ喪失を、二度と繰り返さないために。
物語は、ここから始まる。
壮大な現代ファンタジー。
最大級の感謝を!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!失われた日常と新たな絆が紡ぐ、壮大なSF物語
この作品は、宇宙から持ち帰られた未知の脅威を背景に、大切な人を失った者たちが、それでも誰かを守ろうとする姿を描いた、SF色の強い現代ファンタジーだと思います。
序章では、待ちわびた宇宙船の帰還が、弌の家族を奪う悲劇へと変わります。直前まで温かな会話が交わされているだけに、突然の惨劇が強い衝撃を残します。さらに、政府によって事件の痕跡まで消される展開にも、人間社会の不条理を感じました。
特に印象的だったのは、現代編で暴走者に襲われた親子を、鷺ノ宮兄弟と謎の緑色の光が救う場面です。大切な人を守れなかった過去を持つ弌が、今度は人を殺さず救うための武器を作っているところに、作品のテーマがよく表れ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!複雑な人間模様に触れながら、バラエティに富んだ世界にタイムリープ!
読み始めた時は、こんなにいろいろな世界を味わえるなんて思いませんでしたが、読み進めていくうちに、時間軸を越えて、ビュンビュンとタイムリープし、いろいろな世界に投げ出され、登場人物が経験する事を、自分自身も経験していくような心地良い錯覚に包まれ、気が付くと、一気に掲載されている小説を読破しちゃっていました!
最初に、読者がどう読んでいきたいかを選ぶページがあり、作者の読者に対する気遣いが半端ない!
様々な人間関係に触れる事ができますが、特に、弌、螢、乙の行動、会話、やり取りに惹きつけられ、自分自身がその場に一緒にいて、見守っているような気分になれます!
所々に散りばめられているア…続きを読む - ★★★ Excellent!!!読み始めたら軌道の外(Out of Orbit)まで連れていかれる
「食卓を囲んで」までを読みました。
ようやく落ち着いたな、と思ったら、また最後に急展開しているんですけれども……
続きを読みたくなっているのですが、いったんここでレビューさせてもらいます!
そう、常に「続きはどうなる?」と引っ張ってくる、読み出したら止まらない作品です。
始まりは、強烈なインパクトを与えてくる序章。
そして1話目の世界設定でニヤッとなった人は、もうすでに取り込まれています(私です)
ディストピア感漂う、これぞSFダークファンタジー!
宇宙から持ち帰られた謎。
暴走者《ノット》。
政府に隠された真実。
序盤からいくつもの謎が提示され、少しずつ世界の裏側が見えてくる…続きを読む - ★★★ Excellent!!!夜に運命は廻る
30~60の半ばまで読んで書いています。
本作はSF×ミステリー×ダークファンタジー×アクションを軸にストーリーは展開されていきます。私としては、とても好きな要素が軒を連ねているので、もう読んでからは好きの連打でございます。特に要注目はプロローグです。
残酷に、無常に、暴力的に……。
五感へ容赦なく本作が内包しているであろう要素を、序盤から叩きつけられます。繰り広げられる惨劇は読んでいるだけでゾッとしますね。
赤が、絶叫が、鉄の匂いが、生の熱さが、血の味が次元の壁を乗り越えてこちらに伝わってきます。
勿論、面白いのはプロローグだけではありません。ミステリー要素も丁寧に設置されているほ…続きを読む