概要
お前の旗は信じない。でもお前の腕を離さない。
1969年、東京。公営住宅の解体阻止を掲げた映画を社会に問う若きリーダーの杏野と、労働の現場で現実を泥臭く生きる親友の小椋。上映会は暴動へと発展し、仲間たちの情熱と秘めた葛藤を白日の下に晒す。二人が選んだ「敗北」とは。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!何と闘うのか。
大学の映画研究会に属する2人を軸に、60年代の熱い学生運動を描く力作です。
時代背景を知らない方には、やや敷居が高いところもあるかも知れません。私もこの世代より一つ下になるので、大学にまだそういう人が残っていましたが、安保闘争っていったい何と闘ってるのか理解出来ませんでした。
『いちご白書をもう一度』という歌で描かれるのが、この時代の学生運動ですが、この作品を読むと、彼らが何と闘っていたのか少しわかって来た気がしました。大島渚監督の『日本の夜と霧』という映画が何度も言及されていますが、これも時代の空気を醸し出しています。
同時代を生きた人ならぜひ、そして全く知らない若い人も、衝撃的な青春を味…続きを読む