なれの果ての黙示録

　大変動に見舞われ人々の半数がこの世を去った。残った人々は６８年後には大災害前と同じ生活ができるようになった。しかし、大変動により人以外の生物は強大になり、人の手には余るようになった。
　ある時、人が無彩色のヒト型の粒子の塊に変わる現象が起こるようになった。また、その存在は人の欲望の爆発がトリガーとなってその姿に変化し、その欲望を十分に満たすときえるため望霊と名付けられた。その存在は強大な力を持ち、やがて、人々を支配下に置いた。幸か不幸か、人は外敵から守る凶暴な盾を手に入れたため、また以前のような生活を取り戻した。しかし、今度は彼らの体の色である、白、黒、灰に分かれ世界は分裂し、争いが始まった。
　この物語はこの争いの開始から６００年後の出来事である