概要
「私には……消えない罪がある」
かつて魔物を見逃したことで、小さな村を滅ぼしかけた――若い戦士のオリビア。
「もう誰も死なせたくない」
師に背中を押され、罪の意識が拭えないまま彼女は旅立ちを決意する。
魔族や魔物が蔓延る残酷な世界で、やがて彼女は個性的な仲間たちと出会っていく。
支援魔法しか使えない踊り子、ナナ。
魔力制御の出来ない回復師、アキ。
やる気ゼロの発明家、ミャーリオ。
欠点だらけで、攻撃スキルは最底辺。
そんな最弱パーティーの最前線を、オリビアが駆け抜ける――!
「……私なんて、役立たずだよ」
「……もう、僕のことは放っておいてください」
「夢なんて、とうの昔に諦めた……」
彼らが抱えている心の闇を照ら
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!少女が旅立つ王道冒険ファンタジー
魔物が跋扈し、人々が怯え、剣を取り戦う、危うい世界――戦士であるオリビアは、自分のせいで村が壊滅したという重い十字架を背負っていた。
主人公・オリビアは多くの冒険者が束になっても敵わない程の強い戦士でありつつも、重い過去を背負って後悔し悩み苦しむそんな弱い部分も併せ持っている少女です。悩みながらも救いたいもののために諦めずに進んでいく姿は、健気で力強く、励まされます。
作中では魔物との迫力ある戦闘描写が多く、心に迫るような苦しい展開や悲しい別れなどもあります。しかし、どんな重たい展開でも、目の前のものを斬って前へ進んでいくオリビアの姿を見ていると、ふっと胸が明るくなるような希望が湧いてきま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!強さとは何かを問い続ける、心を撃つファンタジー
本作は、剣と魔法の世界を舞台にしながらも、単なる冒険譚に留まらず「守るとは何か」「英雄とは何か」を丁寧に描いた物語です。
主人公オリビアの成長と葛藤、そしてナナとの絆が、戦闘シーンの迫力と同時に胸に深く刺さります。
魔物との戦いは緊張感に満ち、命の重みがしっかりと描写されているため、一つ一つの選択に説得力があります。
特に、戦いの後に訪れる静かな心情描写が非常に美しく、読者の感情を自然と物語の中へ引き込みます。
「強くなりたい」「誰かを救いたい」という想いが、希望と痛みの両方を伴って描かれる点が本作最大の魅力です。
バトル×ヒューマンドラマが好きな方、成長物語や絆の物語を求める方に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ナナ、可愛い! わたしに本作で推しキャラができた理由を検証
第一章を読みました。
最初にまず、これを言わせてください。
ナナ、めっちゃ好きです!
描写で想像するその容姿はもちろん、その明るさ、性格、想い、そして物語内での役割、どこを取っても可愛らしく、もう推しキャラと言っても過言ではありません。
でもそれは、主人公に感情移入し、わたし自身が主人公に想いと同調したからだとも想いました。特に第一章クライマックスでのナナ、これはおそらくヒロインの感情、そのものとわたしが、一体となっていたから感じられた魅力でしょう。
それほどまでにこの作品は、キャラクターの解像度が高いです。
物語もテンプレ部分は上手く利用しつつ、そこから少し外しつつ物語が進み、予想…続きを読む - ★★★ Excellent!!!重いテーマながらも、希望や勇気が感じられる作品です。
序盤まで読み進めたうえでのレビューになります。
この物語は、魔物が存在する世界が舞台になります。
主人公オリビアは、かつて魔物を見逃したことで小さな村を滅ぼしかけてしまった過去を背負っています。
その魔物は鹿によく似た子連れの草食魔物で、当時は遠くへ追い払えばいいと判断し、見逃してしまいました。
しかし、その選択は肉食の魔物を呼び寄せる結果となり、村は襲われてしまいます。
その出来事を単純に「過去の過ち」や「罪」と断じてしまうには、あまりにも酷で、読んでいて考えさせられました。
それでもオリビアは責任と罪の意識を抱えたまま、師匠に導かれて旅立ちます。
その過程で描かれる、厳しさの中に…続きを読む