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その靴は濡れたまま

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概要

恐怖というのは自分で作ってしまう時もある。それを痛いほど知った夏の日
夜、洗った靴をベランダに乾かした。朝、見事に雨に振られた靴はすっかりぐずぐすに濡れそぼっており、とても履けた状態ではない。しかし、俺にはもう履ける靴が残っておらず、この靴をどうにかして履く必要があった。
そんな男の話。
  • 完結済 全1話
  • 3,004文字
  • 更新
カクヨムコンテスト11【短編】
1つのコレクションに含まれています
かたなかひろしげ
  • @yabuisya
頂けると、私の晩酌のレモンサワーが一缶増やせます！

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