魔術師たちは「夜」を越える

魔術師。それは世界の外からの脅威から人間を守るための存在。
しかし魔術師たちは敗北を喫し「最果ての夜」は悠々と人間の住む世界へと歩みを進めた。
人間たちの、この世界の命もここまでと魔術師達の誰もが感じた。しかし、予想に反して「最果ての夜」は忽然と姿を消す。
だが、「最果ての夜」はまだ死んでいない。魔術師たちは大きな痛みを抱えながらも、再戦の勝利を誓った。


「最果ての夜」から10年後。
「夜」を知らない普通の、人間の高校生「白銀光」は、魔術師を名乗る男に殺されかけていた……

光の身に突然降って湧いた命の危機。そして目覚め。だがそれは、「夜」と「魔術師」を巡る大きな運命の輪の一部に過ぎなかった


「夜」は再び迫っている。「夜」の痛みを抱える魔術師たちは懸命に、夜明けを目指して歩いていく