このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(99文字)
死ぬために東京に来たん?高いビルがあるから?腎臓機能してるだけで心臓動いてるだけで幸せなことやねんでそのうちわかるって生きてて良かったって この作品短歌で連歌おみごとでおます!
作者は未成年なのでしょうか。ティーンエイジャー特有の、繊細で危うげな世界観が詠まれていて、思わず胸をつかれました。日本は少子高齢化。この先、どんどん若者たちは、重すぎる重荷を背負うことになるのでしょう。希望など無いのかもしれません。それでも、もがきながら、あがきながら、現代を生きようとする思いが記された短歌集です。推し短歌1首。死ぬために東京に来た友だちが「怖い」って泣く もう遅いのに
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