ヨイトマッケンジー

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ある日を境に「ヨイトマッケンジー」という言葉がミームとして広がる。

意味合いとしては頑張っている人を指す名詞であり、土木作業員の掛け声「ヨイトマケ」に由来するのだろうと推測されるが、長らく出所不明であった。しかしXにて「自分が使い始めた」と主張するアカウントが現れ注目を浴びる。

「最初は単なる冗談でした。ほら、昔、城島健司っていう野球選手いたじゃないですか。彼がジョージマッケンジーって言われてたのを思い出して、それで何の気になしにポストしたらミーム化したって感じですね」

これは本人がwebで有名となった人物などを紹介するYouTubeコンテンツ、ドキドキ未使用に登場した際のコメントである。

彼は自称漫画家で随所に作品を投稿していたのだがその内容は承認欲求と独善性の塊であった事から当初より虚偽ではないかという疑惑がかけられ有志によって検証が行われると時期や経緯の矛盾が浮き彫りとなり虚偽と認定された。同氏はこれに反論するも孤軍となって敗走。現在、アカウントは全て削除されておりその活動を知る者はいない。

その後、自らがヨイトマッケンジーの生みの親であると主張する者が散見されるものの、いずれも根拠に乏しく具体性を欠く事から信憑性は低いとされている。結局、真相は藪の中である。

そんな中であっても、ヨイトマッケンジーという言葉は人々に使われ、認知されている。誰も疑いもせず、あたかも昔からあったように。