概要
1500人の勇者が治める世界に——叛逆せよ
「——我が意を示せ《アクセス》
”不撓不屈《アタラクシア》”」
“魔王”が”勇者”に討ち倒され、人類は世界に平和を取り戻した。そうして始まった人歴の時代。
人類の歴史は隆盛し、その繁栄は盤石なものとなっていた。
しかしその繁栄する世界の裏で、虐げられる者たちがいた。“魔族”と呼ばれる、かつて魔王の統率の下にいた者たちだ。
『魔族は絶対悪』
人々はかつて世界を支配した彼らを恐れ、蔑み、排斥する。それが人類が平和に生きる礎となる絶対的な正義だと掲げて。
そして現代、人歴666年。
今尚栄える人の世に、ひとつの流星が墜ちた。
人歴において流星は希望の象徴、すなわち新たな”勇者”の来訪を意味するものだった。
ただひとつ、違うところがあった。
その星は、赫か