それは、静かな絆

祠に棲む、人の言葉を知らないもの。
人はその祠に神仏が祀られているものと思って手を合わせにくる。
その中には、小さな少年もいた。

祠に棲むそれは、静かに少年を見守る。
何年も、何年も。

そして——

「言葉」がひとつもない、静かで美しい物語です。
読みやすい掌篇ですが、内容はとても濃密なものです。

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