概要
無頼のヒーロー少女、ガールズバンドにハマる。
酒と煙草と女を何より愛する女子高生、六町らいかは正義のヒーローである。——少なくとも、『怪人』の敵をそう呼ぶのならば。
仕事を終えた帰り際、雨に降られたらいかはライブハウスで雨宿りをし、そこでガールズバンド、〈ライカーズ〉と出会う。
歌に聴き惚れた彼女が壇上を見上げれば、なんと〈ライカーズ〉のボーカルは彼女のクラスメイト、吠巻黒歌(ほえまき くろか)であった。
互いに相手の『裏の顔』を知った二人は、反目しながらも共にガールズバンド〈ライカーズ〉を盛り立てるために協力し合うこととなり——!?
この小説は「ハーメルン」にも掲載しています。
仕事を終えた帰り際、雨に降られたらいかはライブハウスで雨宿りをし、そこでガールズバンド、〈ライカーズ〉と出会う。
歌に聴き惚れた彼女が壇上を見上げれば、なんと〈ライカーズ〉のボーカルは彼女のクラスメイト、吠巻黒歌(ほえまき くろか)であった。
互いに相手の『裏の顔』を知った二人は、反目しながらも共にガールズバンド〈ライカーズ〉を盛り立てるために協力し合うこととなり——!?
この小説は「ハーメルン」にも掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!正反対な二人の少女が、魂剥き出しで世界にがなり立てる!
ちょっと剣呑なバイトをしている女子高生の六町らいかは、深夜に雨宿りで入ったライブハウスで遭遇したガールズバンド『ライカーズ』の曲に衝撃を受ける。しかも良く見ればそのボーカルの正体はクラスメイトの地味な少女、吠巻黒歌だった。
タバコを吸えば酒も飲み、暴力の行使に躊躇がなく同性相手に真顔でセクハラをキメるらいかは大変キャラが立っているが、もう一人の主人公である黒歌もそれに引けを取らない。外見は地味で大人しく、内面には多くのコンプレックスを抱える黒歌だが、音楽の話題になると話は別。普通ならダサくなりそうな言葉も、赤裸々すぎる世間への本音も叩きつけるように吐き出す姿がカッコいい。
この正反…続きを読む