概要
信じて、と世界に叫ぶ
この世界の人間は、胸から心の花を咲かせる。
感情が花としてあらわれる体の器官──心珠<しんじゅ>
この物語の主人公――チカは焦っていた。
クラスのみんなは心珠を開花させているのに
自分の花はいまだに咲いてくれない。
そんなとき、彼女はひょんなことがキッカケで
花に化けることのできる妖精ココネと出会う。
さらには心珠そのものがない大男もあらわれて……。
※この小説は2016年10月2日「関西コミティア49」にてサークル「いりえ。」が頒布した同人誌から、加筆と改稿をしたものです。
感情が花としてあらわれる体の器官──心珠<しんじゅ>
この物語の主人公――チカは焦っていた。
クラスのみんなは心珠を開花させているのに
自分の花はいまだに咲いてくれない。
そんなとき、彼女はひょんなことがキッカケで
花に化けることのできる妖精ココネと出会う。
さらには心珠そのものがない大男もあらわれて……。
※この小説は2016年10月2日「関西コミティア49」にてサークル「いりえ。」が頒布した同人誌から、加筆と改稿をしたものです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人の心を花と花言葉で知ることができたら
もし、人の心を花と花言葉で知ることができたら、どうなるんでしょうか。この世界の住人は胸に咲く花によって本心を知られてしまいます。それゆえ、嘘がつけませんし、相手が自分をどう思っているかも一目でわかります。そんな世界に、胸に花の咲かない人がいます。子供です。彼らは未熟であるがゆえに花が咲かないようなのです。それゆえに嘘をつき放題です。この物語は、そんな花の咲かない子供のうち一人が起こしたあるできごとから発展していくことになります。そしてこの物語から、我々読者は「人を信頼するのに必要なものはなんなのか?」という疑問を投げかけられるのです。大人ですら答えることが難しい問いですね。この小説がそんな問…続きを読む