【創作論】設定の外側で、誰にも知られず花が咲くということ

PVや⭐︎を増やしたい！
そういった競技的な創作活動も立派ですが、自分が面白いと思った設定や自分の好きが詰まったキャラクターを形にするのも尊いことだと思います。

読者のニーズに応えなきゃ作家になれない、賞を取れないという意見もごもっともですが、
好きなものをたくさん書いていれば、そのうち表現力や完結させる体力も身につくと思います。

このエッセイを心に刻み「これでいいんだ！」と奮い立たせながら筆を止めないようにしていきます！

テンプレは、多くの人達の支持に支えられている、
とても価値のあるものです。

それは間違いないと思います。

でも、自分の書きたいものが、
必ずしもそれと同じだとは限りません。


テンプレに沿っていない物語をつくったとしても、
読まれないからといって、
その作品に価値がないのかと言ったら、
決してそんなことはありません。

自分にしか書けない、自分らしい物語を紡いでいく、
そのこと自体がとても素晴らしいことだと私は思います。

そんなことを感じさせてくれるお話です。

「テンプレ」という存在。
物語を構築する要素の土台。
そして、ある程度の面白さが保証されているもの。

書いてみれば、きっとPVはそれなりに取れるかもしれない。
だけど、どことなく納得できないものがある。

この創作論で取り上げられているのは、そんなお話です。

結局、何が読まれるのかはわかりません。
それなら、内なるものをしっかり吐き出してみたほうが、
創作としては健全なんじゃないか。

そんなことを思わせる内容でした。

　読まれないと悲しくなりますよね。
　私はなりますし、人なら誰しもなると思います。
　そしてふとこう思うわけです。

「流行りに合わせたら良いのでは？」と。

　実際にそういう作品が好きで好きでたまらないなら別ですが、そうでない場合このアプローチはかなり厳しい気がします。
　何故？
　それ「あなたが書きたかったものなんですか？」ということです。

　流行りが悪いわけじゃないんです。
　そして読まれたいという気持ちも悪いことなんて一つもないんです。

　それでも敢えてレビュータイトルをもう一度。

「一体何のために何を書こうとしていますか？」