概要
哲学的SFが好きな人のために
──魂は、信じる者にだけ宿るのか。
崩壊した文明の荒野で、ひとりのロボットが静かに機能を停止した。
彼は、神と魂の存在を信じていた。そして、自らの死に際して「葬式をしてほしい」と一人の無神論者の友に遺言を残す。
信仰を持たぬ男は、それでもロボットの祈りを否定しなかった。
「信じない者が、信じた者のために祈る」その行為を通じて、男は“魂”という存在をめぐる旅に出る。
崩壊した文明の荒野で、ひとりのロボットが静かに機能を停止した。
彼は、神と魂の存在を信じていた。そして、自らの死に際して「葬式をしてほしい」と一人の無神論者の友に遺言を残す。
信仰を持たぬ男は、それでもロボットの祈りを否定しなかった。
「信じない者が、信じた者のために祈る」その行為を通じて、男は“魂”という存在をめぐる旅に出る。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!祈りは誰のため。
短い話の中に考えさせられる概念がふんだんに散りばめられています。ストーリーは切なく、見方によっては報われない話に見える。
ただ、彼の視点で考えればこの終わりでよかったのかもしれないとも思います。
魂を信じない人間が、魂があると信じるロボットを手厚く埋葬する。そこには、自分と考えの異なる人間に対する深い敬意がある。
ロボットには信仰が、男には誇りがある。誇りとは自分の納得を貫く姿勢。なればこそ、男は無神論を捨てずに、友を送ることができた。
その人生は、魂の有無を探す…納得を探す旅だったのだろう。答えはでなくとも、納得を探す姿勢自体が、誇りある生き方だと思ってやまない。
葬式とは、祈り…続きを読む