簡潔な文体なのに景色が目に浮かぶ。見習いたい…異世界も恋愛も能力も特別な事件も起きない青春劇。だけど、それがいい。
異世界や派手さやエロはないけれど、この作品には物語があります。読んでいると、物語の中に確かに登場人物が生きている感じがあります。田舎の高校に通う2人の女子高生の、ささやかな友情と、ささやかな挑戦が描かれています。
当たり前の日常や、大切にしていたもの、信じていた未来が崩れてしまうこと……人生では度々起こると思うのですが、そんなときに肩を支えてくれる人、背中を押してくれる人の存在は、本当に大きいですよね。 対照的な二人が出逢い、自分の殻を破ったり、記憶を塗り替えることができて、読後感よかったです。子供たちの成長を、陰ながら見守る小川先生も好きです。ここ、廃校しないでほしいなぁ~☺️
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