こちら側とあちら側

相手の姿の見えぬ分断されすぎた世界において、時に便利道具のように扱われる「言葉」。それが文字列という見境のない刃となった時、引かれた線は深い谷となる。
その隔たりによって、傷つき傷つける機会が世界から消えた時、私たちはどうやってその痛みを識るのだろう。

私にとって、互いの信頼の元、また関係性や距離感の尊重のもと交わされる、本作の中のようなやり取りができる相手は貴重な存在です。
親友、理解者、心許せる相手、ケンカするほど仲がいい……様々ありそうですが、かすり傷を負ったとしても、いずれもポジティブなもの。

ただし同じ時空間でそれなりに一緒に過ごした相手に限る、かもしれません。
そして同じよう…続きを読む

どうやっても分かり合えない人というのは、残念ながらいる。
これはもうしょうがないので、合わない部分に関しては遠ざけるより他ない（と思っています）。
いわゆるゾーニングだ。

作者様は、ご友人の方と良い距離感の関係を保てていると感じました。
「バカ」という言葉を相手に発するとして、お互いの関係性で、この言葉の意味合いは変化する。
ツンデレがわかりやすいですね。バカという言葉に好意を込めている。
言外の何かが伝わっている。
もちろん、それを聞いた周囲がどう感じるのかは別の話です。

SDGsという取り組みにも穴はある。
が、その概念すらなかった頃に比べると、少なくとも取り組んではいる。
社会は、…続きを読む

性的マイノリティに触れた作品になります。
もしかすると、興味ないと一蹴される方も居るでしょう。
ですが、そんな方も読んでほしい！
私的には、幸せの形は人それぞれだと思っているので。