(=^・ェ・^=)ニャッ!!
構成自体はシンプルだけどぉ〜
単なる「相手への批判」に終わらない「双方向性」が、本作のポイントなのよねぇ〜
(`・ω・´)ジーッ…
|qд・,,)コッショリチラリンチョ
観測者と、人間の対比。
舞台装置としての、火葬場や花々の設置。
技術の進化と、智慧の退化。
流石、歌詠みさんだけあって、「必要なイメージを、まとめてスッキリ伝える」って技術も、いぶし銀のグッドさよぉ〜。
(* ˊ͈ωˋ͈*)وぐっ♪
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
「時代が変わっても、人間の本質は変わらず」という点はぁ〜・・坂口安吾「堕落論」の教訓が、童話に託されたって気もするわぁ。
内容はややヘビーさがあるけど、世界観に没入しながらすぐに読めるしぃ、スキマ時間OKの一作よぉ〜。
(=´∀`)人(´∀`=)
テーマ性が強く、とにかく感嘆させられる素晴らしい一品でした。
黒猫のナユタは火葬場を縄張りとして生活する。
ナユタは命を司る「神」としての力があり、ペットロスで苦しむ人たちのために死んだ動物を生き返らせてあげることをする。
それをきっかけに、ナユタのいる火葬場は「奇跡の場所」としてもてはやされることに。
しかし、「人間」というものは移ろいやすいもの。奇跡と持ち上げるだけでは済まず、火葬場について「あらぬ考え」を持つ話も出てくる。
人間の流されやすさ、誤解のしやすさ。物事をはっきりと見極めることのできない愚かさ。
そんなSNS社会を反映したような事象が描かれ、思わぬ深いテーマ性にしみじみと感嘆させられました。
そして、ただ人間の愚かさを描くだけでは終わらないのが本作の特徴。人々を見るナユタの感覚も変化し、人間への評価、自分の在り方について考えを変えていくようになります。
まさに、神の視点を持つ存在が、神としての「悟り」を開くまでの物語。
そんな神話性や寓意性が強く感じられる、非常に完成度の高い一作でした。より多くの人が手にとって下さるよう、強くオススメいたします。