読んでいただければレビュータイトルの意味をわかっていただけると思います。つまりは年越しのはざまに。新年が訪れます。その先にこそ、この物語の心が生きて欲しい。そう思いました。
珠邑ミトと申します。 日本神話、歴史、文学、仏教等を抽出して書いています。中東より東側に作風が偏りますが、目指す姿勢は中庸。
キャラクターの背景を描き込みすぎることなく、過不足のない情報提示で、ふたりの人生のワンシーンを切り取る手腕が見事です。熟練の短編映画を見るような、心に小さな火の灯るような、そんな会話劇でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(276文字)
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