キャラクターの背景を描き込みすぎることなく、過不足のない情報提示で、ふたりの人生のワンシーンを切り取る手腕が見事です。熟練の短編映画を見るような、心に小さな火の灯るような、そんな会話劇でした。
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読んでいただければレビュータイトルの意味をわかっていただけると思います。つまりは年越しのはざまに。新年が訪れます。その先にこそ、この物語の心が生きて欲しい。そう思いました。
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