日常のちょっとした一場面から、思わぬ心の交流が描かれる、クスっと笑える素敵な話でした。
主人公のフミオはセルフレジがうまく使えず、世の中が自動化されていく流れに不満を感じるようになる。
だが、そんな彼がセルフレジで悪戦苦闘している途中で、眼鏡の美女が手伝ってくれる展開に。
思わぬときめきのようなものが得られ、モヤモヤしていたはずの心が、妙な癒しを得られる展開に。
セルフレジの導入は、やはり慣れないと不便だったり、どこか冷たさも感じたり。その点に関して色々な想いを持っている方はきっと多いことでしょう。
「人間の店員にミスされる心配がないからいい」という点もあるし、「バーコードの読み取りが難しい」、「間違って同じ商品を二回スキャンしてないか心配」などの不安要素も。
そんな日常で経験している「不安やモヤモヤ」を再認識させられると共に、その先での人間ドラマが味わえるという、とっても楽しい作品です。