概要
二度と寒さを感じなくなるのなら、雪みたいに溶けてもいいの
暖炉に火のついていない寒々しい家にひとりきりでいる少女、モニカは寒さに震えながらも、この冬で一番寒い今日の日に、たったひとつの希望を持っていた。
うんと寒い雪の日には、雲の上に浮かぶ「雪の国」――そして雪の国へと繋がる「雪の橋」が、地上に現れるからだ。
いつかあの雪の国に行きたいと恋焦がれていたモニカは、ついに念願叶って雪の橋を渡ろうとする。そんなモニカに、「渡っちゃだめ!」と後ろから引き止める声がする。
その子は全身真っ白の衣服を身にまとった、雪の国の住人、「ゆきんこ」だった――――――。
うんと寒い雪の日には、雲の上に浮かぶ「雪の国」――そして雪の国へと繋がる「雪の橋」が、地上に現れるからだ。
いつかあの雪の国に行きたいと恋焦がれていたモニカは、ついに念願叶って雪の橋を渡ろうとする。そんなモニカに、「渡っちゃだめ!」と後ろから引き止める声がする。
その子は全身真っ白の衣服を身にまとった、雪の国の住人、「ゆきんこ」だった――――――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!寒くて温かい。「雪の国」をめぐるファンタジー。
雲の上に浮かぶ「雪の国」。おとぎ話のように、幻想的な世界に惹かれました。
寒い家で暮らす少女モニカは、空にある「雪の国」へ行くことを夢に見ていた。寒さの厳しいある日、ついに、雪の国へ行くチャンスが訪れる。けれども途中、不思議な少女に呼び止められて……。
読んでいると、不幸な暮らしをしているモニカの寂しさが、雪の冷たさとともに伝わってきます。彼女ははたして、望んでいる「雪の国」へたどり着くことができるのか……。
可愛らしいキャラクターが登場し、読みやすくも奥深い物語で、心地よい読後感に浸れます。
雪の降る冬の季節にぴったりの作品。
寒い日に、あなたが「温もり」を感じるのは、どんな時です…続きを読む - ★★★ Excellent!!!雲の上に浮かぶ「雪の国」❄⛄ 妖精ゆきんことわけあり少女の旅❄
ほのなえさまは、長編小説「アイラと神のコンパス」「幽霊船の船長」など
大人も子どもも楽しめる児童文学作家さまです。
それと、カクコンのお題コンテストを
わたしは密かに楽しみにしているのです(*’▽’)
さむい寒い雪の日に時々雲間から見ることのできる「雪の国」がある。
モニカはある理由で雪の国へ行きたかった。
ある日、雪の国に繋がる「雪の橋」が地上に現れたので
橋を渡ろうとしたが、全身真っ白なかわいいゆきんこに出会う……。
雪の国はどんな感じだって?
短編なのでくわしく書けませんが
妖精ゆきんこと友情や雪の国ファンタジー。
ほのなえワールド全開で
寒い冬にほっこりするお話ですよ。お…続きを読む