まるで舞台の演技の音楽のように、時には切なく時には激しくそして輝く物語

主人公の小西澪はバトントワーリングの去年の世界チャンピオンであったが、今年の演技の出来は最低であった。

15歳でチャンピオンになったことで周囲に過度な期待をかけられ、その重圧に押しつぶされてしまったのだ。
澪は自分が、ただ人を感動する演技を再現するだけの哀れなマリオネットだと思い、彼女の中には「完璧であらねばならない」という焦燥ばかり。

そんな中、彼女をさらに悲劇がいくつも襲い、ついに彼女は失踪する――


感想:序盤は主人公にとって辛いことが重なるが、この物語は彼女がどうやってどん底から復活を遂げるか、が最大の見どころである。堕ちるところまで堕ちてしまった彼女を救ったものは。どうか最後まで読んでそれを見届けてほしい。

オススメです🤸‍♀️





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