王女の責務って?

「あなたは何もしなくていい」と言われてきた第六王女のアストリーヌ。
そんな中、隣国の第三王子との婚約のために『試験』を受けさせられる。

「私が何をしたところで、どうせ恥になるだけ!」

そう思ったアストリーヌは、試験から逃げ出し…た途端、財布を盗まれる。
そんな中、出会ったのは口は悪いが親切なルカ。

「王女としての試験なら、王女として何をしたいかを考えればいいんじゃないか」

そう言われアストリーヌは、地位に甘える子どもではなく、「王女」として、一人の人間として結論を出すことを決意する。
そしてルカを専属騎士にしようとするが…?

「王女」としての責務とは、誰かに言われて従うことじゃない。
自分の道を選ぶ王女と王子に幸あれ!