「マルムーシュ(頂きます)」その声がもう1つ増える

拾った少女ロゾフと二人暮しをしていたドンシュ。
そんな中、ドンシュの軍人時代を象徴する苗字を呼んだのは、同期だった男の息子モッセだった。

「僕には剣の腕が必要なんだ。ぜひ、剣術指南役をお願いしたい」

そう言われ、ドンシュが出した条件は、「鶏と鶏小屋を用意すること」。
猛吹雪のなか、業者を雇わず、モッセは行うことが出来るのか?





その問題が片付いたら、次の問題は……エンゲル係数だ。