アインツェルカンプ〜魔導騎士から始まる現代のゴーレムマスター〜

　異世界での二十五年間の生活を終えて、無事に生まれ故郷の地球に帰ってきた『十六夜悠（いざよい・ゆう』。

　帰還時の運試しで、三つのスキル・加護を持ち帰ることができることになったので、『空間収納《ストレージ》』と『ゴーレムマスター』、そして『錬金術』という加護を持ち帰ることにした。
　その加護を選んだ理由は一つ、悠の向かった異世界でも流行した競技【ゴーレムファイト】を地球でも流行らせるため。
　ゴーレム魔法を使って生み出した『魔導騎士《マーギア・ギア》』という、身長30cmのゴーレムを作り出し、地球でも手軽に『ゴーレムバトル』を楽しんでもらおうと考えたのである。
　最初に自分をサポートさせるために作り出した、汎用ゴーレムの『綾姫』と、隣に住む幼馴染の【秋田小町』、そして大学の同級生たちと手を…続きを読む