転生者の孫もやっぱりチートでした〜受け継いだ力が規格外過ぎて青春（テンプレ）を謳歌できません〜

転生者を祖父に持つ主人公ハル・タチバナが、異世界テンプレを謳歌しようと奮闘する物語。


山で暮らすハルはある日、祖父のカオル・タチバナからこんなことを告げられる。

「我が孫、ハル・アークよ！　お前にはこれより、王都の入学試験を受けてもらう！」

その理由の一つは、ハルが外界のことをあまり知らないため、様々な経験をさせたいから。

そしてもう一つは、カオル自身が異世界に来てから、異世界テンプレを楽しむことができていなかった。
ゆえに、孫のハルにはそれを謳歌して欲しいと考えたのだった。

そんなカオルの気持ちを汲んで、山を下り、王都の入学試験を受ける決意をするハル。

王都への道中で早速テンプレに遭遇するが、ハルの規格外の能力のせいか、テンプレがテンプレ通りに進行せず……。