概要
南洋から北洋の島へ。階級、人種、識字、手仕事をめぐる百合+群像劇
植民地連帯・ボビンレースと識字にまつわる百合ラブコメ
南洋に位置するアーヌエヌエ王国の尚書であったイネスは、女王ハシンタの廃位により、彼女の嫁ぎ先である北西の辺境の島、ダムハン・オールィド王国に移り住む。クラベル帝国の皇女でもあるハシンタは、皇帝に文書行政を推進するために嫁ぐことを命じられていた。ダムハン・オールィド王国の年若い王は帝国側の青年貴族と対立し、ひとびとに教育は行き届いておらず、仕事は遅々として進まない。苦慮したイネスは、王城で綴りかた教室を開くことを思いつく。城に仕える召使たちが彼女のもとに通うが、ハシンタのウェディングヴェールを織った召使に、猛烈な好意を寄せられてしまい……
※タグには入れ切らなかったのですがBL要素があります
南洋に位置するアーヌエヌエ王国の尚書であったイネスは、女王ハシンタの廃位により、彼女の嫁ぎ先である北西の辺境の島、ダムハン・オールィド王国に移り住む。クラベル帝国の皇女でもあるハシンタは、皇帝に文書行政を推進するために嫁ぐことを命じられていた。ダムハン・オールィド王国の年若い王は帝国側の青年貴族と対立し、ひとびとに教育は行き届いておらず、仕事は遅々として進まない。苦慮したイネスは、王城で綴りかた教室を開くことを思いつく。城に仕える召使たちが彼女のもとに通うが、ハシンタのウェディングヴェールを織った召使に、猛烈な好意を寄せられてしまい……
※タグには入れ切らなかったのですがBL要素があります
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!視線をおなじにして、おなじものを見たい。その気持ちが、世界を変える
帝国の娘。ただし、母親は南の植民地の王族。
帝国は広い世界を植民地化して、その富を貪っている。
娘は長じて植民地の王国の女王になり、訳あって廃位となる。
彼女は北国の植民地の青年王に熱望され、結婚する。
帝国の娘は帝国の思惑をもって、北国に向かう……
一見、政略結婚である。が、北国の青年王には情熱と誠実さが、南国の廃女王にはたくましさとしたたかさがあった。
そしてこの北国には、「身分の差、立場の差にかかわらず、互いを尊重する」という気風があった。
そして彼らの結婚と、人々の繋がりが、世界を、ものの見方を少しずつ変えていく。
帝国の支配の手段である「共通語」を、おおく…続きを読む