概要
暗いけれど精一杯これだけの青春
「あなたの小説には人を共感させる力が足りない」と言われまくったのを気にして書いたもの、珍しく落ち着いた話になりました。退屈じゃないか心配......。
高校一年生の身近で日常的な、暗いけれど精一杯の学校生活。
伊東るるは友達ができない。(2023秋冬)
高校一年生の身近で日常的な、暗いけれど精一杯の学校生活。
伊東るるは友達ができない。(2023秋冬)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!女子高生の悩みと闇
思春期特有の悩みと、女子高生のクラスメイトや友達との関係性は女性なら誰もが通る道かもしれません。そして現代的なSNSという闇。
このお話は丁寧で心地よい文章の中に女子高生という心の機微を織り交ぜて描かれた珠玉の一品だと思います。高校を卒業している人であれば、ノスタルジックな感覚を味わえ、でも現代的な要素もふんだんに盛り込まれています。コピーにあるように、主人公は精一杯生きています。大人になったらたいしたことないと思えるようなことも、高校生であるるるには深刻で、いたたまれなくなります。
だらだらと書いてしまいましたが、ぜひ本作を読むことをお勧めします。