概要
逃げ場のない宇宙から帝国最後の輝きを見つめるパイロットの静かな終焉
世界統一を果たしたドライゼン帝国は東西に分裂し、世界は両国の核による相互破壊の均衡の上で見せかけの平和を保っている。東ドライゼン帝国の軌道戦闘機『インターセプター』パイロットのヘルザは、訓練と隔離生活を繰り返し、死が前提の待機任務に就いていた。やがて訪れる出撃命令。それは両帝国と世界の終わりの合図だった。日常から、避けられぬ運命としての「最初で最後の出撃」へ。滅びの軌道上で、ヘルザは何を見、何を想うのか。任務の果てにある静寂を描く。『真・巻き込まれ召喚』の外伝、SF『ASUCAの物語』https://kakuyomu.jp/works/1177354054916821848 の外伝という謎のSF短編。