概要
これは記憶を取り戻すための幻想譚。少年と少女の路を記す紀行である。
ここは、七つの大国が栄える世界。各国が色の名を冠し、独自の文化を形成している。小さな国の小さな村落で暮らしていた兄妹のアッシュとシノンは、目を覚ます以前の記憶を失っていた。覚えていたことは、二人が兄妹であることと、両親が他界し二人きりであること、そして、誰かが二人の記憶を奪ったということだけ。二人は記憶を取り戻すため、そして、誰がなぜ記憶を奪ったのかを明かすため、世界を旅することを決心する。道中で出会った妖精のベネトと共に、訪れる国で様々な事件に巻き込まれていく二人は、どのように成長しどのような足跡を残すのか、その路行きを描いた物語。
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