第6話 商店街と隣りの家でのお留守番。
〜ある日〜
今日は待ちに待った商店街探索だ!わくわく。
何があるのかなぁ?
本やりんご、魔物の肉、武器、本そして本!
って俺の頭の中が本の事ばっかりしか考えてない。
新しい魔法書欲しいんだけどな、家の事も考えてやめとかなきゃな。
「レオ、行くわよ」
「は〜い」
よし街探検だ!
〔城下通り〕
わぁ〜すごい
めちゃくちゃ人が多い。
こんなに賑わってるのか。祭りを永遠にやってるのかっていうレベルで人が多い。
「レオ、はぐれないようにね」
「は〜い」
「いい子だね」
「まま、なにかうの?」
「今日は食べ物を買いに来たんだよ」
「わ〜い、たべもの」
出店が色々あるんだな。
冒険者や主婦、商人っぽい人とか色々な職業の人がいるんだ。
すげー楽しい、異世界に来た実感がめちゃくちゃ湧く。
ここは城に行く直通の通路でもあるのか。それは納得だ。
やっぱりどこでも城下の大通りは商店街になってるんだなぁ。
「いっぱいひといるね」
あれ?何も言葉が返ってこないよ。
ってあれ母親は?夢中で手繋いでる感覚がなくなっていることに気づかなかった。
周り見ても母親はいない。帰り道もわからない。
あ〜これ迷子っていう奴だ。
いちおう出店の始まりからすぐらへんだから待ってれば来ると思うけど。
どうしよう、ここだと邪魔だよな。
やっぱり動かない方がいいよね。
あそこのおじさんに手伝ってて言うか。
「ねえねおにいさん」
「なんだい坊ちゃん」
「ぼくね、まいごみたいなの」
「なに!それは大変だ。」
「だからままをここでまつ」
「そういうことか、よしここで待っておれ。
なにも楽しいものはないけどな、」
「ありがとう」
一応、これで安全は確保されたな。
この出店に来る人の観察とかしながら待つか。
「どうして迷子になったんだ?」
「ままときてたんだけどむちゅうになってたら。」
「そうか、でも待つという選択肢は偉いな。」
「そう? えへへ」
「へい、いらしゃい。ちょっと待ってて、あ〜これで食っとけ」
「おじさんありがとう。これはなに?」
「おう、それか?それはユップルだ」
「へ〜、ユップルか。」
完全にりんごだなこれ、ユップルって。
ってあれ酸っぱ、ゆずの味するんだけど、うまいから良いけど結構焦った。
う〜ん、かれこれ10分待ったけどまだ母親来ないな〜
後ぼーっとしてたから眠くなっちゃた。
zzz
「坊ちゃん、って寝てる...
まぁ大人びてたけど、さすがに迷子になったら疲れるか。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うっやばい寝てた
ってあれここは?
「レオ起きたの?」
「まま」
「ごめんね、私の不注意で」
「だいじょうぶ、おにいさんにたすけてもらった」
「自分で考えてえらいわね。そうね、今度お礼にでも行きましょうかね」
「やった〜、もういっかいあえる」
「そうね、けど今度は気をつけてね」
「は〜い」
次は気をつけないとな。
次、あのおじさんにお礼言おう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜別の日〜
「ごめんね〜レオ」
「だいじょうぶ」
「レオをお願いします」
「わかった。任せて!」
「じゃあね、レオ」
「は〜い」
今日はお母さんが出かけるから、俺はナタリーの家にお世話になる。
「マリーさんよろしくおねがいします」
「こちらこそよろしくね」
「レオ!あそぼ。」
「いいよ、じゃああそんできます。」
ちなみに家の間取りは俺ん家とほぼ同じだった。
「ねえね、なにしてあそぼうか?」
「うーん、ぼうけんしゃごっこ」
「いいよ、いつも通りでいい?」
「うん」
〜3時間後〜
「ナタリーねむい」
「じゃあねるか」
「うん」
あ〜寝ちゃった。
布団は?あった。
「よいしょ、よいしょ」
ナタリーに布団をかけてっと
これでおっけ〜
壁に寄りかかって危なくないように見とくか。
あれ?なんだか俺も眠くなってきた。
まぁ大丈夫かな、寝るか。
〜数十分後〜
とんとん
「入るわよ」
(扉の開く音)
「あらナタリー寝てるの?というかレオ君は?
そこにいたの!寒いでしょうに。
よいしょ、う〜ん布団かけたのもレオ君なのかしら、本当に良い子ね。
お昼ご飯になったら起こしにくるわ。おやすみ。」
(扉の閉じる音)
う〜ん
なんか今マリーさんがいた気がする。
まぁ気のせいか。
zzz
〜その1時間後〜
「レオ、おきて」
「う〜ん、ナタリー?」
えっ?ナタリー?
あれ何で顔が目の前に?
俺、壁で寝てたけど、いつのまにか布団で寝てる。
大丈夫だよな、ナタリーに引かれてないよな。
ぼっちは嫌だぞ。
「レオ、おふとんありがと」
「いいよ」
うん、かわいい。
ナタリーがめちゃくちゃ可愛い。どうしてくれるんだよ〜。
俺って精神一応高校生だよな。なんで1歳8ヶ月に緊張してるんだ。
ってあれ?振り返ってみたら高校生っぽいことあまりしてないな。
あっそういうことか。精神年齢が下がってて3歳ぐらいに調整されてる?
それなら納得だ。まぁナタリーと付き合えって言われても
抵抗感あまりないし、そういう事か。
「レオどしたの?」
「なんでもないよ」
「じゃああそぼ」
「いいよ」
「ナタリー起きてる?」
「ナタリー呼ばれてるよ」
「うん、どうしたの?」
「昼ごはんよ」
「は〜い、レオごはん」
「じゃあいこう」
その後昼ごはんを食べた後、遊んで、おやつを食べて、昼寝して
留守番みたいなのは終了した。
「レオ、どうだった?」
「たのしかったよ!」
「それは良かったわね、今後も何回かあると思うからよろしくね」
「うん」
「じゃあ夜ご飯の準備をするから待っててね」
「は〜い」
これからも遊べるのか楽しみだな〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき
どうもこんにちはスケ丸です。
やっと第6話が書き終わった。
投稿頻度が不定期かつ低いのですみません。
今回はレオの精神年齢についての言及がありました。
今後どういう展開になっていくのでしょうか!
面白いや続きが気になると思った方は☆や♡を押してしてくれると励みになります。
これからもよろしくお願いします。
現実感が強すぎる異世界転生 〜夢に見た異世界転生をしたけど現実は厳しいようです〜 スケ丸 @omusubi2221
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