編集済
06 言葉と画とへの応援コメント
うわー、なるほど!
何だかすごく深い考察を読んだと思います。すごい。これを見抜いた幸次郎さんもそうですが、四谷さんもすごい。何がすごいって、こういう思想を抱くことはできる人にはできますけど、それを物語に落とし込めるのがすごい。感動的です。これはモネも一杯やりたくなる……!
作者からの返信
バベルの塔について考えたことがあって、それがこれです。
「神が言葉を乱したというけど、もともと言語はいろいろあったのに……?」と思ったのです。
そこで、言語がいろいろあるのは神の御業なんだよ、ということにすれば、神の力のアピールになると考えたんだろうな、と。
じゃあそのバベルの塔を描いた画家はどうなんだと考えていって……このお話ができました^^;
ブリューゲルはへそ曲がりなところがあるので、こういうことをしていたんじゃないか、と妄想したのです。
お褒めいただき恐縮です。
何というか、こういう妄想を広げることが好きなもので^^;
私もモネに一献、ささげたいものです(笑)
ありがとうございました。
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
この冒頭は、歴史と芸術が交差する物語の幕開けを感じさせます。静かに進む荷馬車と、フランスの風景の中でまどろむ日本人の松方が、まるで映画のワンシーンのように鮮やかに描かれています。モネの村に向かうその旅の目的が少しずつ明らかにされていくことを期待させる、非常に魅力的な導入ですね。
作者からの返信
歴史ものでありつつ、芸術ものでありますよ……という雰囲気を心がけました。
イントロなので、特に^^;
そのあたりを感じ取っていただいたようで、何よりです。
あと、ヨーロッパの田舎を荷馬車で行くって、憧れがありますので、ここはぜひ荷馬車で書きたかったのです。
ありがとうございました!
編集済
05 「バベル」の謎への応援コメント
むー?
感性が重視される芸術の世界に「始めに言ありき」。言葉って理性的なものが多いですよね(なーんて、文筆の人間が言うのもおかしいですが)。
きっとこのギャップが何か美的なものを生み出しているんだろうな、とは察しますが、何だろう。モネの魂を揺さぶったもの……?
作者からの返信
聖書の世界であるヨーロッパにおいて、絵画はやはり、聖書にテーマを求めるものが多かったと思います。
じゃあなんで、バベルの塔をテーマに選んだのか。
見た目のインパクトだよ、と言われればそれまでですが、そうでないものも潜んでいる、あるいは、解釈の余地があるんじゃないかな、と思ったのです。
それとは別で、バベルの塔について考えたこともあって、それとからませて思いついたのが拙作です。
ちなみにブリューゲルは、伝えられるところでは、股の間からさかさまの風景を見て、ドローイングしていたみたいです。
その辺もヒントにしてみました^^;
ありがとうございました。
07 シャルルへの応援コメント
アートとスパイ物って相性が良さそうですね!
驚きの展開でしたが、こういう事が現実にあったのかもとロマンを感じます。たとえ言葉はバラバラでも、芸術を愛する者同士、心は通じ合うのかもしれませんね!
作者からの返信
アートというと、泥棒が盗む……みたいなところが、スパイものとの相性の良さの原因かもしれません^^;
芸術や文化がテーマだと、ストーリーに「うねり」ができないかもしれないなぁと思って書いてましたが(笑)、いただいたコメントを拝見すると、なんとか「うねり」ができていたみたいで、よかったです^^;
おっしゃるとおり、言葉というものは大事ですけど、芸術というものは、それとはちがった意味で、人と人を繋げたり、伝えたりすることができるかもしれません^^;
ありがとうございました!
06 言葉と画とへの応援コメント
なるほど……!! 「画の力」ならではの技ですよね。画だからこそ成し遂げられる「伝え方」のエピソードが胸を打ちました。言葉とは異なり、一瞬にして深い部分まで伝えられる技術って、本当にすごいですよね。そして、そんなすごさを他者に伝えるために、言葉を用いるという展開が、まさに「皮肉なもんです」「ちがいない」のやり取りに表れていて、温かい読み心地でした。最終話も、大事に拝読します。
作者からの返信
これ、森博嗣先生がエッセイで、画は文章よりも情報量がある、というようなことをおっしゃっていたのが印象に残っていて、思いついたネタです^^;
それとは別で、バベルの塔について考えたこともあって、それらをミックスさせてみたのです。
言葉とはちがって、観る者にひと目で、いろいろなものを伝える。
その凄さを若き日のモネは感じ、そして今、それを言葉にしてもらった……というところです^^;
言葉にできない思いを言葉にするというのは、ある意味、ちがった解釈を与えてしまうかもしれません。
それでも幸次郎は切り込んで、モネはそれを受け入れた。
対等の剣客でないとできない試合、そういう雰囲気と互いへの尊敬の念みたいのを込めてみました。
そこを汲み取っていただき、ありがたい限りです。
ありがとうございました!
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
幸次郎が見た「凄いモノ」のエピソード、すごくいいなと心を掴まれました。
「刀が舞った。幸次郎の目に、雨滴が三回、斬られたのが見えた」の一文が、とても印象的でした。幸次郎の目に映る世界を大きく変えたような感慨が、静かに、それでいて鮮やかに伝わってきます。こういう体験って、その人にとってかけがえのない財産になるような気がします。「素晴らしい」と答えたモネに共感しました。
この立ち会いに、幸次郎は勝利できるのか。いっそう目が離せなくなってまいりました……!
作者からの返信
名作とか名画とか。
そういうものって、人に与える影響が多大なんだろうなと思います。
作家だと文章で、画家だと絵画で、剣客だと剣になると思いまして、この時代なら、まだ人斬りとギリギリ接触したことにできると考えて、桐野利秋に出てもらいました。
雨滴三回斬りは、桐野利秋がやったことがあると伝えられる神業で、これなら「凄い」というのが伝わるのではないか、と考えまして^^;
その三回斬りについて、どう描くか苦心しましたので、お褒めいただき、うれしい限りです。
最高の剣客からの贈り物を胸に、おのれの夢に挑む幸次郎。
最高の画家であるモネは、やはりその素晴らしさがわかったのでしょう。
そんなモネとの立ち合い勝負、幸次郎は切り返せるのか。
お楽しみいただければ幸いです^^;
ありがとうございました!
編集済
07 シャルルへの応援コメント
まさかカクヨムコンテストで、モネの、しかもジヴェルニーと積み藁が登場するお話が読めるとは……。
先月の頭、国立西洋美術館のモネ展に足を運んだばかりで、これは! と、タイトルを目にした瞬間、飛びかからんばかりにフォローをさせていただきましたが……、大正解でした。モネと松方幸次郎のやり取りも、最後のまさかの展開も、とても面白かったです!
ありがとうございましたm(__)m
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
アートのからむお話が好きなもので、それで書いてみたお話です。
書いたのはかなり前なんですけど、カクヨムコンテストが開催されるので、今になって投稿しました。
そうしたら、西洋美術館でモネ展をやっていると知り、びっくりしました。
松方幸次郎、実際はすぐにモネと意気投合して画を譲ってもらったようですが、それだとお話として盛り上がらないので、ちょっとブリューゲルもからませて、こういうお話にしてみました。
ミステリ風味にしてしまったので、どうかなと思いましたが、いただいた感想を拝見しますと、うまくいったみたいで、何よりです。
こちらこそ、ありがとうございました。
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
すごい……こんな場面にいたら僕内心震えるかもしれません。
巨匠の心の符号と合うかどうか。すごい試験だ。
そして、よいものを見ると生きる糧になる。
同感です。なんというか、その経験や思い出にふさわしい人物になりたくなりますよね。
そういう意味ではこの作品も、僕にとって「よいもの」「ふさわしくありたいもの」になりそうです!
作者からの返信
むかし、「忍者ハットリくん」を読んでいた時、流浪の巨匠画家の話があって、その時の画家のイメージでモネを描いています。
ドローイングの時、剣豪が剣をかまえているようで、隙が無いとハットリくんが驚愕していた画家のイメージで。
凄いモノ、よいものを見ると、その人にとって生きる力になる。
誰それの名作を見て、「よし自分も」と画家を目指す人の話って、こんな感じだと思いまして。
そうでなくとも、人の善行を見て、そういう人間になることを目指す、というのも同じかと思います。
拙作が果たしてそういうものになるのかどうか……^^;
ご期待に沿えれば幸いです。
ありがとうございました!
03 モネ邸にてへの応援コメント
おお、モネのしっかりとした為人、伝わってきました。
不純な目的を持つ来客にうんざりしながらも、丁寧に断りを入れる姿勢、きっと人間関係を丁寧に築く方なのかなと推察しました。
さて、村で一晩過ごすことになりましたが、僕も一緒に一杯引っ掛けたいような、そんな酒飲み独特の空気も感じられて「何だかいい小説に出会えたなぁ」という気持ちになりました。
引き続き楽しみにしてます!
作者からの返信
この頃のモネは、画家として大成して、ジヴェルニーに隠者のごとく引っ込んでいる時代です。
たぶん、画に専念したかったんでしょうけど、でも訪ねてくる人は自分の画のファンという前提なので、会うには会ってたんじゃないかなぁという、私の想像です。
でも、史実では、幸次郎と早速飲み友達になるような、陽気な人です。
……そのあたりを、今回のエピソードに生かしました^^;
ちなみに、これも史実ですが、再訪した幸次郎に向かって「ナポレオーン、ナポレオーン」と歌って、ナポレオン飲もうぜとアピールしたお茶目なおじいちゃん、それがモネです(笑)
このあたりはモネの為人のおかげかと思います。
一緒に一杯引っ掛けたい、最大の褒め言葉で、うれしい限りです^^;
私もモネや幸次郎のお相伴にあずかりたいです^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
07 シャルルへの応援コメント
四谷軒様、お久しぶりです。
眼の調子はまだまだですが、カクヨムに久々に来ています。
久々の拙作もお読みいただきありがとうございました。
このお話、言葉を乱した神を言葉を使わず乗り越えた姿勢に感銘を受けた画家を、四谷軒様が言葉を使って描いているという構造に、舌を巻きました。
言葉、文章、表現。
誰もが使うものですが、人によって千差万別で、その人ごとに違いがあります。
四谷軒様の使う言葉は、更に簡潔に情景、心情を表わすものになっているのが凄いです。
ということで楽しませていただきました。
有難うございます。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
お体の調子がまだまだということ、お大事にしていただければと思います。
御作、読ませていただきました。
コメントは負担になりそうなので、控えさせていただきました。
恐縮です。
さて、拙作についてですが、「バベルの塔」という挿話について、どんな意味があるのだろうと考えたことがありまして……。
言葉が乱れて分かれていったというけど、元々言葉はたくさんあったんじゃないか……というのがキッカケです。
じゃあそれを絵にして描くということは……と、どんどんネタが膨らんでいった次第です。
それを小説というかたちで述べているところが、たしかに構造上、メタな存在の作者も言葉を使っているじゃないか……ということになりますね^^;
その作者の私はあまり計算せず、けっこう本能で書いているところがありますので、その言葉をお褒めいただくと、なんというか面映ゆいものがあります^^;
お楽しみいただけたようで何よりです。
こちらこそ、ありがとうございました!
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
おじゃまします。
『豊臣の子』で歴史物の面白さを知ったので読みにきました! まだちょっと壁は感じていますが、そのうち慣れることでしょう。
物語の始まりはフランスの片田舎から。
いいですね、とても絵になる。
美術史の勉強にもなりそう。
この物語はどんな運命を綴るのか、楽しみです。
作者からの返信
ようこそお越しくださいました。
拙作で歴史ものにご興味を持っていただいたとのこと、大変うれしゅうございます。
なんというか独自の世界なので、恐縮です^^;
さて、今回のお話は、実は歴史というよりは芸術系のお話だったりします^^;
フランスの片田舎って、結構憧れがあります。
ハウス名作劇場に出てきそうな雰囲気が好きなので(笑)
とても絵になるとのお言葉、うれしい限りです。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
何だか、素敵なお散歩ですねぇ。
こんな昔に異国でお散歩できるとは、凄いことです。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
ヨーロッパの田舎を荷馬車で行くって、憧れがあるんですよ。
「ペリーヌ物語」や「アルプスの少女ハイジ」の影響かもしれません。
そんなわけで、作者に代わって、松方さんにぶらり荷馬車旅をしてもらいました。
降りたらそりゃあ、お散歩です^^;
こっちは「フランダースの犬」の影響かも。
ありがとうございました。
07 シャルルへの応援コメント
2010年に国立西洋美術館開館50周年記念事業で所蔵水彩・素描展―松方コレクションとその後Modern Drawings from the National Museum of Western Art Selections from the Matsukata Collection and Post-1959 Acquisitions の展覧会を見に行って、本も持ってます。
松方幸次郎の偉業はまさに大正ロマンですよね。モネと交友関係を築けるなんて、とても素晴らしいですが、名画はその後数奇な運命を辿るのですよね。
国立西洋美術館の誕生秘話を思い起こさせてくれる物語をありがとうございました。
作者からの返信
松方コレクションのそういう展覧会がやっていたんですね。
それは知りませんでした。
図録も持っているとは、実にうらやましいです。
コロナ以前はよく美術館めぐりしていたんですが、また行きたくなりました。
松方幸次郎、元勲の息子に生まれて企業家となり、その財を活かして美術品を集めて美術館を作る……たしかに大正ロマンだと思います。
史実の幸次郎はモネと出会って、拙作のような謎かけも無く、飲み友達になっています。
モネの自分用の絵も、「お前はそんなに私の絵が好きか」と言われて、贈られています。
そういう話も面白いのですが、コルビュジェも出して、のちに西洋美術館建設につながったという物語を書きたかったので、こういう謎解き物語になりました。
お楽しみいただけたようで何よりです。
こちらこそ、ありがとうございました!
03 モネ邸にてへの応援コメント
四谷軒さんの文章には、やはり歴史もののイメージを強く持っていましたが、異国が舞台の物語でも臨場感が健在で、拝読するたびにさすがだなぁと感じ入っています。ルビの使い方も、出会ったばかりの二人のやり取りを、より劇的に引き立てていて素晴らしいです(*´`*)
すんなりと絵を譲ってもらえなくとも、いい関係を築くための一歩を踏み出せたようですね。続きもわくわくしながら拝読します!
作者からの返信
絵画とミステリを善くするゆずこさんに読んでいただき、かなり恐縮しています^^;
ちなみにミステリだと、07thと同じくらい森博嗣先生が凄く好きで、拙作はけっこう影響を受けた文体になっていると思います。
そんなわけで、憧れのヨーロッパ、それもモネを描いているので、それっぽい雰囲気を出そうと頑張りました^^;
ちなみにモネと松方幸次郎って、普通に飲み友達になっているので、実はこんなファーストコンタクトじゃないんです(笑)
でもそれだと私が面白くないので(笑)、こういう展開にしてみました^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
半次郎(゚Д゚;)
黒木為楨もそうでしたが、人物のさりげない使い方がグサッときます。
当時の空気が感じられるようで、たまらないです^^
作者からの返信
半次郎は松方正義のこと好きじゃなさそうですけどね(笑)
まあ、これはお話なので、敢えて私の推しの半次郎に出てもらいました。
せっかくの薩摩出身の主人公なんで^^;
黒木さんもそうですけど、こういう人たちを出せるのが、時代物の醍醐味です(笑)
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
やはり、みなさん御者に注目しますね^^
私も一瞬、雨様と同じく、モネ自身かなと考えてしまいました。
この先も楽しませて頂きます^^
作者からの返信
ヨーロッパの田舎というと、荷馬車がごとごと動いているイメージなので、それをやらせていただきました(笑)
この時のモネは、けっこうなお歳なので、ちょっと御者は……どうなんでしょう^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
07 シャルルへの応援コメント
本作の『言葉』というキーワードが印象に残りました。後の時代、作中に出てきたUボートにも関わりのある暗号機エニグマや、その解読をした英国諜報部とアラン・チューリングの活動もまた『言葉』に関わる物語になるわけで。
今回も四谷軒さんの紡いだ『言葉』に楽しませていただきました。ありがとうございますm(_ _)m
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
そうですね、「言葉」をめぐるお話でした。
絵画だからこそ「言葉」でできないことを描くことができる、というテーマなのですが、逆に言うと「言葉」の大事さを強調しているお話になったのかも、と思います。
エニグマ、英国諜報部、アラン・チューリング……ああいうスパイのお話、面白いですよね。
あの辺への憧れも、拙作に込めてみました^^;
拙作の「言葉」をお楽しみいただけたようで何よりです♪
ありがとうございました!
07 シャルルへの応援コメント
なんかあるな〜と思ったらスパイ!
しかしチェスト!で撃退とはさすが幸次郎さんです。
導き出された答えも、モネとのやりとりもすごく良かったです。
「言葉を越える話をしたのに、言葉にできない思いを言葉にする」
そのあと、今日は描くのをやめた!飲もうと言うモネさん、いいなぁ。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
この時代のヨーロッパといったらスパイでしょう、という偏見で書きました(笑)
まあでも幸次郎さんも志士の息子なんで、あっさり一蹴です。
バベルの塔について考えたことがあって、そこから何か物語ができないかなぁと思って書いたお話です。
一方で松方幸次郎とモネが好きなので、その辺にからませました。
絵画って、言葉では表せないものを描くのが、ひとつの目的でしょうから、この二人にふさわしいと思いまして。
ちなみにモネは飲兵衛なので(史実)、友人となったあとの幸次郎が来るたびに、すぐ飲もう飲もうと言っていたそうです(笑)
その辺からの、今日は描くのや~めた、です^^;
ありがとうございました。
07 シャルルへの応援コメント
「凄いモノを見れば、生きる糧になる」
まさにこの作品です。短編でも圧倒的な読後感でした。それに何より、「作中の人物が実は歴史上の有名人物だった!」的な展開が三度の飯よりも好きな自分にとっては、最後の段落は絶叫して歓喜するレベルです。先ほどその興奮状態のままレビューを書いてしまいました。
次回作も楽しみにしています。
作者からの返信
映画や漫画、小説など、いいものを見れば、生きる力になると思います。
拙作はそのあたりを目指す者たちを描いてみました。
拙作もその「いいもの」と思っていただき、嬉しい限りです。
「あの人ホントは……」というネタは結構好きなので、たまにそういう話を書いてます(笑)
今回はコルビュジェという、知る人ぞ知るお方なので、どうなのかなと思ってましたが、そこまで喜んでいただき、作者冥利に尽きます。
また、レビューありがとうございます。
西洋美術館、好きなんです。
よくここまで芸術品を集めてくれたなぁと思いますし、ああいう建物もよく作ってくれたなぁとも思います。
今回はその辺の憧れというか恩返しの意味も込めて書きました。
実は私も「松方コレクション」って何ぞ、と思ってました(笑)
でも調べてみると面白い人で、モネともマブダチって凄いなと感じ、彼とモネ、ええいコルビュジェも出しちゃえ、と勢いで書いたのが拙作です^^;
私も西洋美術館に行きたいです。
ちょうど今、モネの特集をやっているみたいですし^^;
ありがとうございました!
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
前作のお話で、すっかり、松方幸次郎のファンとなりました。これからどうなるか、楽しみです。
作者からの返信
実はこっちのモネのお話を先に書いておりまして、松方幸次郎をもっと描いてみたいなと思って書いたのが前作です。
そこからファンになっていただけるなんて、とっても嬉しいです!
ありがとうございました。
07 シャルルへの応援コメント
拝読致しました。
コルビュジェさん、まさかのスパイ枠でアクション担当!?Σ(O_O;)
そこで国立西洋美術館にリンクさせるとは、なるほどでした(^^)
絵画であれ、建築であれ、心を動かす芸術を通して異なる言葉を持つ人々たちの間で感動を共有できる。
そんなクリエイターとコレクターと、そしてアートを巡る物語。
面白かったです!(^^)
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
シャルルさんのモネ邸で名乗った名乗り、あれはコルビュジェの本名だったりします。
で、コルビュジェというのは筆名のようです。
そこから、スパイだったという妄想が広がりまして……^^;
松方幸次郎を出すので、西洋美術館のネタは出したかったので、建築家のシャルルに一肌脱いでもらいました(笑)
建築家も芸術家なので、幸次郎やモネのあり方に影響を受け、それが西洋美術館につながっていく……そういう物語を目指したかったので。
こういうアートがからむお話も、けっこう好きなもので、楽しんで書きました。
たけざぶろうさんにもお楽しみいただけたようで、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
06 言葉と画とへの応援コメント
拝読致しました。
なるほど、神を統治者と見立てた場合、統治の正当性をしろしめすツールとして言葉を分割しルーツの単位で孤立させて神こそを見るように定めた。
そして出来た境界を越える存在こそが「絵」である。
だから絵に神に比せる力の可能性が見えたんですね(^^)
しかし、分割してしまった言葉は神様なら全部わかるのか。なら、鹿児島弁をしゃべる神様もいるのかと思うと、ちょっと微笑まし。
ところで、シャルルさん……タグに在ったコルビュジエさん……の活躍は……??
作者からの返信
言語が、関西弁や東北弁のようにわかれていくのは、場所が離れているから自然なことだと思います。
それを、神様がやったんだよ、と言うのは、神の力をアピールしたかったのかなぁ、と思ったのです。
じゃあそれを描いた画というのは……が、今回のお話です。
史実のブリューゲルは、バベルをテーマとして採用しただけで、そういう風に思って描いてないと思いますが^^;
鹿児島弁の神様……せごどんみたいな人かも^^;
シャルルさん、そういえばどうしているんでしょう。
え、タグにそんな人いましたっけ(すっとぼけ
ありがとうございました。
05 「バベル」の謎への応援コメント
バベルが崩れなければ、今頃世界はもっと平和だったんでしょうかね。
少なくとも外国語に苦労することはなかったのかな。
幸次郎さんは何か天啓を得たようですね。
なんとなく幸次郎さんの思考が読めたかも。
作者からの返信
バベルが崩れたせいで、少なくとも語学の壁が生じてしまった。
神様も、平和へのことより、人類の慢心を抑える方を選んだんでしょう。
バベルが載っているのは聖書なので、その聖書にヒントを見出した幸次郎ですが、そこから何を思いついたのか。
って言ってたら、読めたかも?
どきどき^^;
ありがとうございました。
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
バベルの塔は何年か前に東京美術館に来てましたね。バベルの塔で暮らす人々が事細かに描かれていて、いくらでも観ていられる面白い絵でした。
作者からの返信
東京美術館に来てたんですか、見たかったなぁ。
バベルの塔だけでなく、人々が描かれていて、そこにも物語とかが感じられるんでしょうね。
ありがとうございました。
05 「バベル」の謎への応援コメント
拝読致しました。
第一印象、ではない。
建築という様式の向こうにある感動とは?
産まれた時に持っていた能力を長じてから奪われて崩壊する塔、そこに何か画家としての示唆があるのでしょうか。
どのような感動を見つけ出したのか、楽しみです(^▽^)
作者からの返信
第一印象だったら、画家・モネはそう判断するでしょうし……。
建築家ではないモネに、建築の妙を感じたのかといわれるとそうでもなさそう。
じゃあ「バベルの塔」というモチーフ自体に、画家として響くものがあったのかもしれません。
そして幸次郎が紐解くのは聖書。
西洋人なら当たり前の聖書ですが、東洋人、日本人の幸次郎から見ると……。
ありがとうございました。
05 「バベル」の謎への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
塔が崩壊の象徴、というのはユダヤ、キリスト教独特の価値観ですよね(⌒-⌒; )
言葉が乱れた、というのは、交通の要であった地形も関係してそうですが……。
面白かったです。
作者からの返信
「ジョジョの奇妙な冒険」第三部に出て来た「灰の塔」が、そういう崩壊のイメージでしたよね。
あちらさんでは、塔が壊れることが多かったのかもしれません。
五重塔みたいに、揺れてもいいようにする、というのが無かったでしょうし。
言葉が乱れたのは、どうでしょうね、大国が分裂してしまって、そのまま分裂したまま諸国になったことを言っているのかも。
ありがとうございました。
05 「バベル」の謎への応援コメント
はじめに言葉ありき。有名な聖書の一句ですよね。
言葉が通じなくなって、みなが混乱すること。これは、別に何か意味なんだろうかと、考えたことを思いだしました。
作者からの返信
こういうフレーズがあるのに、バベルというエピソードがある。
聖書って不思議だな、と初めて読んだ時に思いました。
新約と旧約のちがいとか、何も知らない頃に読んだので、ついそう思っちゃいました。
そのあたりの思い出が、このお話のネタになりました^^;
ありがとうございました。
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
モネさん、ひどい問題出すなあ(°°;)
自分が答えを知らないのに――
だからこそ信じた松方さんに自分のわからない心から正解を欲したのかもしれませんが、どうせいというのか。緊迫した会話ながら面白かったです。
作者からの返信
モネさんも晩年になってますので、おのれの心を探ることが多くなってきているのでは。
だから、「何で描くんだろう」と思っちゃったんでしょう。
そこへちょうど松方さんがやって来て、はるか日本から自分の画を求めに来た彼なら、わかるんじゃないかと思っちゃったんでしょうね……勝手な画家です^^;
何だかんだ言って、松方さんを気に入ってしまったんでしょうけど、松方さんは解けるのか。
真剣勝負な会話を心がけたので、「緊迫」というお言葉、嬉しかったです。
ありがとうございました。
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
これは難問ですね。
もしかすると正解はないのかもしれない。
幸次郎さんの答えはなんだろうなあ。
作者からの返信
自分でも言葉にできないことを答えろ、と。
それも画の大家であるモネを前に、画を描く理由を言えという……たしかに、難問ですね^^;
正解はあるのか、果たして幸次郎はそれを得られるのか……難しいところです。
ありがとうございました。
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
拝読致しました。
なるほど、こういう「差しの勝負」なのですね!
瞠目するに値する妙技を見せつけられて心に強く刻まれた偉業への憧憬。
でもこれを言葉にするのって、とても難しいですΣ(゚д゚lll)
それはそれとして……モネが模写したブリューゲルのバベル、そんなものがあるのならば一度は見てみたいものです(^^)
作者からの返信
モネが晩年に思うのは、自分が描く理由。
自分の絵を――自分用の絵を求める松方さんなら、それを看破できるのではないかと感じたのでしょう。
そして案の定、松方さんは幼き日に「凄いモノ」を見ていた。
モネにとっての「バベル」のように……。
かくして、画家と蒐集家の真剣勝負となります。
モネと松方さんは、史実ではマブダチなんですが(笑)、こういう「喧嘩」をしたから、仲が良くなったんじゃないかな~、という想像です^^;
ちなみに、モネが「バベル」を模写した、というのは私の創作なので、多分、ないと思います^^;
ありがとうございました。
04 バベルの塔、ピーテル・ブリューゲルへの応援コメント
「バベルの塔」の模写。モネの描いた模写は、実際にあるのでしょうか。興味深いです。
作者からの返信
モネが「バベルの塔」を模写した、というのは私の創作です。
あるのかもしれませんが、公式には存在しないと思います^^;
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
なるほど!
モネが積み藁を描いたのはそういう意味があるんですね!
「あわい」という言葉が好きですが、身近なものからそれを学ぼうとしたんですね……。
作者からの返信
そういう風に言われているみたいなんです。
単に積み藁が気に入っていただけかもしれませんが……^^;
「あわい」……漢字だと「間」と書くみたいですけど、そういうものを見て取ることで、画家として表現を磨いていったんでしょうね……。
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
なんとも意味深な御者ですね。なにか関わりがあるのでしょうか。
懐中の作品、そりゃ欲しくなりますよね。さすがの目の付け所ですね。
最晩年のモネとの出会い、その心境も気になります。
作者からの返信
フランスというと、何というか馬車とかロバに引かせた車で旅するイメージがありまして……^^;
そんな作者のイメージから飛び出た御者。
何者なんでしょうか。
松方幸次郎がモネの「自分用」を求めたのは史実なので、なんで「自分用」を手に入れたかったのか、ちょっと想像して書いてみました。
さて、幸次郎とモネ、どんな出会いになるのやら。
ありがとうございました。
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
次なる松方の冒険譚、蒐集の旅、ワクワクします。楽しみに拝見します。
作者からの返信
実はこっちの方を先に書いていたりします^^;
松方さんとモネは、けっこう縁があります。
このふたりの関係が好きなもので^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
前作だと巻き込まれる側だった松方さんも、今作だとアグレッシブというかファンキーというか、世人に売らない絵だから入手する価値があるって、ロックだなあ。
面白かったです。
作者からの返信
前作はブラングィンという凶状持ち(?)の画家とかかわったのが運の尽きでしたね(笑)
今回は晩年のモネが相手なので、活劇はありません^^;
でも、自分用に取っておいている画を求めるという、斜め上のミッションをおのれに課す松方さん。
しかもこれ、史実なんですよね……^^;
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
田舎のおじさんの新設ではあるけどしたたかな感じがよく出てますね。
いよいよモネと対面になるのかな?
作者からの返信
田舎のタクシーに乗ると、何かこんな感じになるような……勝手に地元の料理屋に連れて行かれる、みたいな。
ついにモネ邸へ。
ブラングィンとはまた違った意味で、画に人生を懸けている男・モネが待っています。
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
「あのモネが自分用と取っておくような画だからこそ、手に入れる価値がある」の一文が、とても腑に落ちました。確かに!! その志が素敵ですね。
画家が手元に置いておきたいほどの名画を、果たして手に入れられるのか……続きがとても気になります!
作者からの返信
松方さんはけっこう凄い人で、最大の取引相手の海軍にも喧嘩を売る人です。
そんな彼が日本の人たちのためにと名画の入手に邁進するわけですが……となると、最高の逸品をと志を高く持っていたのではないかと思いまして^^;
……時には一流のギャンブラーさながらに、パリの画商相手に丁々発止と渡り合ったみたいですし、ホント凄い人です^^;
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
まさか、この御者がモネってことはないですよね。
モネがどんな人物として描かれるのか楽しみです。私も大好きな画家ですから。
作者からの返信
御者さんは、いったい何者なのでしょう。
さすがにこの時のモネは高齢なので、馬車には乗れても御者はちょっと難しいと思いますが……^^;
次回、モネが登場します。
画が好きでしょうがない人で、でも何で画を描くのだろうと悩んだりする人です。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
02 荷馬車に乗ってへの応援コメント
拝読致しました。
麦わら帽子のおじさん、なかなかに狡猾な(^_^;)
御者じいさんが、松方さんがモネを訪問すると知っていたのは、旅すがら話をしたのかな?
そんでそこらのじいさんでもモネの作品の事を知っているのはかほどに有名なのか、それとも御者のじいさんの問題か。
ひょっとして、このままぼ〜っと歩いて到着してしまうと……(・_・;)
作者からの返信
麦わら帽子のおじさんは、松方さんの身なりを見て、「ジャポンの金持ちだな」と思っております。
そしてジヴェルニーにはモネの家があるので、日本人のモネ好きから(この時代の日本人の名士は、けっこうモネを訪れていたみたいです)、そこから推理したのでしょう。
……まあ、松方さんから話したのかも^^;
さて、ジヴェルニーを散策する松方さん。
モネ邸に着いて、どんな風にモネとやり合うのやら……^^;
ありがとうございました。
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
みなさんのコメントを見ると、松方幸次郎を主人公にしたシリーズなのですね。
コンテスト応募産品のようなので、こちらを読みつつ、他も楽しませて頂きます^^
作者からの返信
はい。
何というか、松方幸次郎を主役にした短編を以前に投稿しておりまして、そして本作の直前に投稿した短編も、やはり松方幸次郎が主役のため、シリーズという感じになっております。
河鍋暁斎のお話をものにされた七倉さまに対して、非常に恐縮ですが、拙作もまた、モネという画に取り憑かれた男を描いております。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
のどかな風景ですね。
平和で穏やかで。
さて、幸次郎さん。
今度は何が待ち受けているのでしょうか?
作者からの返信
ちょうど「日曜美術館」でジヴェルニーのことをやっていました。
いわゆる田園風景で、のどかでした。
さてさて、松方幸次郎の次なる冒険は。
でも今回は活劇ではなく、考える系のお話になります。
ありがとうございました。
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
拝読致しました。
おおう、今度はモネさん。
松方さんも、ホントにあちこち飛び回っていらっしゃる(^_^;)
前回は活劇風でしたが、今回は?
作者からの返信
松方さん、ブラングィンとの付き合いで、ミュージアムというアイデアを得ました。
となれば、そのミュージアムの目玉には、芸術の国・フランスを代表する画家、モネから画をゲットしようともくろみます。
前作のアクション活劇とちがって、今度は推理推察で勝負します。
お楽しみいただければ幸いです。
ではではノシ
01 1921年、パリ郊外、ジヴェルニーへの応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
続いたーっΣ(・□・;)!?
前作はむしろ前日譚だったのか。
またもトラブルに巻き込まれそうな松方さんの未来が楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
実はこっちの方を先に書いておりまして……^^;
それで調べたことを流用したのが前作です。
ブラングィンの助言を受け、パリへ来た松方。
巨匠・モネの画を得ることはできるのか。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
07 シャルルへの応援コメント
最後まで堪能させていただきました!
シャルルとこんな結末が待っていたとは。そして、「言葉が乱れて」の掛け合いも素敵でした。運命の糸、結んでほつれて紡がれて、回り回って松方幸次郎の野望の糧となるなんて素敵です。
こういう時の流れの偶然性と必然性を描けるのも、歴史を舞台にした作品の良いところかもしれませんね。
たっぷり楽しませていただきました。
ありがとうございました!
作者からの返信
西洋美術館誕生秘史、みたいな裏テーマを設定しておりまして……。
また、松方幸次郎がモネと禅問答して絵をゲット……だけだと、ちと寂しいと思ったのです^^;
そんなわけでシャルルに出演していただきました。
「言葉が乱れて」、まさにそのとおりです。
こういう掛け合いこそ、フランスというか、ミステリというか、「らしさ」があるなぁ、と思いまして。
松方幸次郎、モネ、そしてシャルルという、美にとりつかれた人たちを、歴史の伏流水みたいに描きたかったのです。
その辺をお楽しみいただけたようで、何よりです。
また、レビューありがとうございます。
心を動かしたもの、そしてその意味。
まさにこれこそ拙作のテーマです。
それを看破していただき、うれしい限りです。
そして、生きる意味を見つけたという気になりますね!
私の場合は植田正治さんのモノクロ写真だったり、中国・宋代の焼き物だったりします。
そういう意味を求めること、その答え。
これを「お誘い」にしているところが、粋ですね。
「この期間」ですし^^;
ありがとうございました!