応援コメント

06 言葉と画と」への応援コメント

  • このエピソードは、芸術が好きな人の心を、これ以上はないほどに感動させますね。
    バベルの塔の絵が日本に来た時に、嬉しくて見に行った身です。この作品が大好きになりました。

    作者からの返信

    絵画は文章以上に情報を伝えてくれる。
    私の好きな作家さんがそう記していたのを覚えていて(正確にはちがうかもしれませんが)、そういう話が書きたかったのです^^;

    バベルの塔、観たことがあるんですね。
    それはうらやましい限りです。
    私も機会があれば観てみたいです^^;

    このお話を大好きになってくれて、うれしいです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    うわー、なるほど! 
    何だかすごく深い考察を読んだと思います。すごい。これを見抜いた幸次郎さんもそうですが、四谷さんもすごい。何がすごいって、こういう思想を抱くことはできる人にはできますけど、それを物語に落とし込めるのがすごい。感動的です。これはモネも一杯やりたくなる……! 

    作者からの返信

    バベルの塔について考えたことがあって、それがこれです。
    「神が言葉を乱したというけど、もともと言語はいろいろあったのに……?」と思ったのです。
    そこで、言語がいろいろあるのは神の御業なんだよ、ということにすれば、神の力のアピールになると考えたんだろうな、と。
    じゃあそのバベルの塔を描いた画家はどうなんだと考えていって……このお話ができました^^;
    ブリューゲルはへそ曲がりなところがあるので、こういうことをしていたんじゃないか、と妄想したのです。

    お褒めいただき恐縮です。
    何というか、こういう妄想を広げることが好きなもので^^;
    私もモネに一献、ささげたいものです(笑)

    ありがとうございました。

  • なるほど……!! 「画の力」ならではの技ですよね。画だからこそ成し遂げられる「伝え方」のエピソードが胸を打ちました。言葉とは異なり、一瞬にして深い部分まで伝えられる技術って、本当にすごいですよね。そして、そんなすごさを他者に伝えるために、言葉を用いるという展開が、まさに「皮肉なもんです」「ちがいない」のやり取りに表れていて、温かい読み心地でした。最終話も、大事に拝読します。

    作者からの返信

    これ、森博嗣先生がエッセイで、画は文章よりも情報量がある、というようなことをおっしゃっていたのが印象に残っていて、思いついたネタです^^;
    それとは別で、バベルの塔について考えたこともあって、それらをミックスさせてみたのです。
    言葉とはちがって、観る者にひと目で、いろいろなものを伝える。
    その凄さを若き日のモネは感じ、そして今、それを言葉にしてもらった……というところです^^;
    言葉にできない思いを言葉にするというのは、ある意味、ちがった解釈を与えてしまうかもしれません。
    それでも幸次郎は切り込んで、モネはそれを受け入れた。
    対等の剣客でないとできない試合、そういう雰囲気と互いへの尊敬の念みたいのを込めてみました。
    そこを汲み取っていただき、ありがたい限りです。

    ありがとうございました!

  • おお……!
    絵の力によって神をも超えようということだったねですか!
    一流の芸術家とは、そのような尊大とも言える野望を抱いている生き物なのかもしれませんね!

    作者からの返信

    絵画とは、文字以上に情報を伝えてくれる……と、わたしの好きな作家さんがおっしゃっていまして、そこから思いついたネタです^^;
    バベルはバベルで考えていたので、それらをミックスさせて、このようなかたちになりました。

    おっしゃるとおり、一流の芸術家って、神を超えて、何かを表したいと思っている存在かもしれませんね^^;

    ありがとうございました。

  • バベルの塔、考えさせられますね

    作者からの返信

    バベルの塔の物語について、いろいろと考えてみたことを元に、書かせていただきました。
    こういう解釈も、有りなのではないかと思いまして。

    ありがとうございました。

  • これは画家に刺さる回答ですね。

    私の想像したのはもうちょっと攻めた言い回しで、「言葉によって分け隔てられた世界を画で再び心を通わせるようにできないか」という感じでした。
    まあ、ニュアンスは同じ、かな。

    作者からの返信

    画で心を通わせる、いいですね!
    そこまで攻めても良かったな、と思います。

    むかし、推しの作家さんが、「画は、文章以上に情報が詰まってる」と言っていたことがあって、それがヒントになった作品です。
    それプラス、バベルの話の意味を考えていたことがあって、このようなネタを思いつきました。
    ニュアンスは同じですね^^;

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     なるほど、言葉はなくても伝わるものが絵にはあるものなあ。
     崩壊の象徴たるバベルの塔だからこそ、意味も深まる。膝を打ちました。
     面白かったです。

    作者からの返信

    言葉をギミックにしているバベルの塔の物語。
    それを画にする、ということは、言葉を超える、あるいは言葉では伝わらないモノを伝える――そういうことを考えたのです。
    画家たちの、神をも超えて、描いていくという姿勢にマッチするかなと思って書きました^^;
    お楽しみいただけたようで、何よりです。

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    なるほど、神を統治者と見立てた場合、統治の正当性をしろしめすツールとして言葉を分割しルーツの単位で孤立させて神こそを見るように定めた。
    そして出来た境界を越える存在こそが「絵」である。
    だから絵に神に比せる力の可能性が見えたんですね(^^)
    しかし、分割してしまった言葉は神様なら全部わかるのか。なら、鹿児島弁をしゃべる神様もいるのかと思うと、ちょっと微笑まし。
    ところで、シャルルさん……タグに在ったコルビュジエさん……の活躍は……??

    作者からの返信

    言語が、関西弁や東北弁のようにわかれていくのは、場所が離れているから自然なことだと思います。
    それを、神様がやったんだよ、と言うのは、神の力をアピールしたかったのかなぁ、と思ったのです。
    じゃあそれを描いた画というのは……が、今回のお話です。
    史実のブリューゲルは、バベルをテーマとして採用しただけで、そういう風に思って描いてないと思いますが^^;

    鹿児島弁の神様……せごどんみたいな人かも^^;
    シャルルさん、そういえばどうしているんでしょう。
    え、タグにそんな人いましたっけ(すっとぼけ

    ありがとうございました。

  • バベルの塔の意味がわかるような説話で、とても面白かったです。
    言葉というのは、人と動物を大きく分ける要素だと思っているんですが。神の啓示をそれにもっていく四谷軒さまの物語、面白いです。

    作者からの返信

    バベルの塔のお話って何で作られたのだろう、と考えたことがありまして、その時、ひらめいたネタです。
    言語がわかれているのは自然にそうなることなのに、なぜ神様がやったことになっているのか、と思ったのです。

    言葉は人間と動物を分ける……その発想はありませんでした^^;
    言われてみればそうですね。

    ありがとうございました。

    編集済
  • 理屈を超えて感性で納得出来る答えに、思わず膝を叩いてしまいました。

    芸術家野心というものをまざまざと突きつけられた、快い衝撃です。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    バベルの塔の物語って、どういうことなんだろうと考えたことがありまして、その中でふと、思いついたネタです。
    そのままだと使えないからどうしたものかと思っていたら、画家に「描きたい」という衝動の根っ子になった、という使い方をひらめいたのです^^;
    お楽しみいただけたようで、何よりです。

    ありがとうございました。