すごい……こんな場面にいたら僕内心震えるかもしれません。
巨匠の心の符号と合うかどうか。すごい試験だ。
そして、よいものを見ると生きる糧になる。
同感です。なんというか、その経験や思い出にふさわしい人物になりたくなりますよね。
そういう意味ではこの作品も、僕にとって「よいもの」「ふさわしくありたいもの」になりそうです!
作者からの返信
むかし、「忍者ハットリくん」を読んでいた時、流浪の巨匠画家の話があって、その時の画家のイメージでモネを描いています。
ドローイングの時、剣豪が剣をかまえているようで、隙が無いとハットリくんが驚愕していた画家のイメージで。
凄いモノ、よいものを見ると、その人にとって生きる力になる。
誰それの名作を見て、「よし自分も」と画家を目指す人の話って、こんな感じだと思いまして。
そうでなくとも、人の善行を見て、そういう人間になることを目指す、というのも同じかと思います。
拙作が果たしてそういうものになるのかどうか……^^;
ご期待に沿えれば幸いです。
ありがとうございました!
こんばんは、御作を読みました。
モネさん、ひどい問題出すなあ(°°;)
自分が答えを知らないのに――
だからこそ信じた松方さんに自分のわからない心から正解を欲したのかもしれませんが、どうせいというのか。緊迫した会話ながら面白かったです。
作者からの返信
モネさんも晩年になってますので、おのれの心を探ることが多くなってきているのでは。
だから、「何で描くんだろう」と思っちゃったんでしょう。
そこへちょうど松方さんがやって来て、はるか日本から自分の画を求めに来た彼なら、わかるんじゃないかと思っちゃったんでしょうね……勝手な画家です^^;
何だかんだ言って、松方さんを気に入ってしまったんでしょうけど、松方さんは解けるのか。
真剣勝負な会話を心がけたので、「緊迫」というお言葉、嬉しかったです。
ありがとうございました。
拝読致しました。
なるほど、こういう「差しの勝負」なのですね!
瞠目するに値する妙技を見せつけられて心に強く刻まれた偉業への憧憬。
でもこれを言葉にするのって、とても難しいですΣ(゚д゚lll)
それはそれとして……モネが模写したブリューゲルのバベル、そんなものがあるのならば一度は見てみたいものです(^^)
作者からの返信
モネが晩年に思うのは、自分が描く理由。
自分の絵を――自分用の絵を求める松方さんなら、それを看破できるのではないかと感じたのでしょう。
そして案の定、松方さんは幼き日に「凄いモノ」を見ていた。
モネにとっての「バベル」のように……。
かくして、画家と蒐集家の真剣勝負となります。
モネと松方さんは、史実ではマブダチなんですが(笑)、こういう「喧嘩」をしたから、仲が良くなったんじゃないかな~、という想像です^^;
ちなみに、モネが「バベル」を模写した、というのは私の創作なので、多分、ないと思います^^;
ありがとうございました。
「バベルの塔」の模写。モネの描いた模写は、実際にあるのでしょうか。興味深いです。
作者からの返信
モネが「バベルの塔」を模写した、というのは私の創作です。
あるのかもしれませんが、公式には存在しないと思います^^;
ありがとうございました。
幸次郎が見た「凄いモノ」のエピソード、すごくいいなと心を掴まれました。
「刀が舞った。幸次郎の目に、雨滴が三回、斬られたのが見えた」の一文が、とても印象的でした。幸次郎の目に映る世界を大きく変えたような感慨が、静かに、それでいて鮮やかに伝わってきます。こういう体験って、その人にとってかけがえのない財産になるような気がします。「素晴らしい」と答えたモネに共感しました。
この立ち会いに、幸次郎は勝利できるのか。いっそう目が離せなくなってまいりました……!
作者からの返信
名作とか名画とか。
そういうものって、人に与える影響が多大なんだろうなと思います。
作家だと文章で、画家だと絵画で、剣客だと剣になると思いまして、この時代なら、まだ人斬りとギリギリ接触したことにできると考えて、桐野利秋に出てもらいました。
雨滴三回斬りは、桐野利秋がやったことがあると伝えられる神業で、これなら「凄い」というのが伝わるのではないか、と考えまして^^;
その三回斬りについて、どう描くか苦心しましたので、お褒めいただき、うれしい限りです。
最高の剣客からの贈り物を胸に、おのれの夢に挑む幸次郎。
最高の画家であるモネは、やはりその素晴らしさがわかったのでしょう。
そんなモネとの立ち合い勝負、幸次郎は切り返せるのか。
お楽しみいただければ幸いです^^;
ありがとうございました!