四谷軒さんの文章には、やはり歴史もののイメージを強く持っていましたが、異国が舞台の物語でも臨場感が健在で、拝読するたびにさすがだなぁと感じ入っています。ルビの使い方も、出会ったばかりの二人のやり取りを、より劇的に引き立てていて素晴らしいです(*´`*)
すんなりと絵を譲ってもらえなくとも、いい関係を築くための一歩を踏み出せたようですね。続きもわくわくしながら拝読します!
作者からの返信
絵画とミステリを善くするゆずこさんに読んでいただき、かなり恐縮しています^^;
ちなみにミステリだと、07thと同じくらい森博嗣先生が凄く好きで、拙作はけっこう影響を受けた文体になっていると思います。
そんなわけで、憧れのヨーロッパ、それもモネを描いているので、それっぽい雰囲気を出そうと頑張りました^^;
ちなみにモネと松方幸次郎って、普通に飲み友達になっているので、実はこんなファーストコンタクトじゃないんです(笑)
でもそれだと私が面白くないので(笑)、こういう展開にしてみました^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
へええでした。宰相はモネの親友だったんですね。
絵から想像して、世捨て人のような人だとかってに想像していたんです。
作者からの返信
クレマンソーとモネはお互い好きだったみたいです。
モネは確かに、世捨て人というか、アトリエで好きに描いているイメージです。
クレマンソーの方が「好き」が強かったかも。
ありがとうございました。
おお、モネのしっかりとした為人、伝わってきました。
不純な目的を持つ来客にうんざりしながらも、丁寧に断りを入れる姿勢、きっと人間関係を丁寧に築く方なのかなと推察しました。
さて、村で一晩過ごすことになりましたが、僕も一緒に一杯引っ掛けたいような、そんな酒飲み独特の空気も感じられて「何だかいい小説に出会えたなぁ」という気持ちになりました。
引き続き楽しみにしてます!
作者からの返信
この頃のモネは、画家として大成して、ジヴェルニーに隠者のごとく引っ込んでいる時代です。
たぶん、画に専念したかったんでしょうけど、でも訪ねてくる人は自分の画のファンという前提なので、会うには会ってたんじゃないかなぁという、私の想像です。
でも、史実では、幸次郎と早速飲み友達になるような、陽気な人です。
……そのあたりを、今回のエピソードに生かしました^^;
ちなみに、これも史実ですが、再訪した幸次郎に向かって「ナポレオーン、ナポレオーン」と歌って、ナポレオン飲もうぜとアピールしたお茶目なおじいちゃん、それがモネです(笑)
このあたりはモネの為人のおかげかと思います。
一緒に一杯引っ掛けたい、最大の褒め言葉で、うれしい限りです^^;
私もモネや幸次郎のお相伴にあずかりたいです^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!