第25話:『まるで渡り鳥のように』藤井大洋(敬称略)
鈴木輝一郎せんせいの講義の課題図書です。
今日読んだのは、SFでした。
アイデアがすごいと思いました。
主人公は二名。
男性と女性ね。
男性は事業のために巨大な3Dプリンターを購入。
その男性は『ファブリカント』というアーティストやデザイナーのための門戸を開いていて、そこでアールヌーボー風のひさしを作ってくれた女性デザイナーやメガネのフレームを作っていたデザイナーが次々とやめてしまった。
なぜならマサチューセッツ工科大学出身のヒロインが、ぶっ飛びすぎてついていけなくなったからという。
ヒロインはDNAハックと言って、21番目のアミノ酸をつくる大腸菌のリボームを作り出した。
当然主人公はこれを売りたい。
しかし、特許を認められなかった。
アメリカのウラン鉱山で、「天然」の放射能を浴びせた大腸菌が同じ働きをすることを発見されてしまったからだ。
なっとくいかない主人公だったが、こんどはヒロインが別のリボームを作り出し、60種のアミノ酸をつくることに成功。
今度こそ自然界には存在しない人工物だ。
今度こそ特許申請は許可されるだろう。
というところで終わっています。
短編集なので、専門用語の説明とかがある程度端折られている気はしましたが、エキスパートの発想っておもしろいなと思いました。
今この時の出逢い れなれな(水木レナ) @rena-rena
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