不完全なのが家族、不完全だから家族

家族というものが、未だに分からない
わからないからこそ
不完全な家族の物語ばかり幾つも書いている私ですが

おそらく
完全な家族があったとしても、
何処かに「繕う目的」を探してしまうのかもしれません
それでも無ければ、自ら壊してしまうのかも────

この家族も
傍から見ればかなりの不完全さを内包している家族
でも、その営みは
かなり家族の本質近いのではないかと思うのです

お互いに、できることを持ち寄って
でき得ることを成していく
それを他人がとやかく言う権利など無い
少なくとも
この家族を嘲笑う者などよりも
ずっと真っ当な生き方をしていると私は思う

振り返ってみて、それが幸せだったと
そこに幸せはあったんだと思える日が
この家族に訪れてくれることを
願ってやまない

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